2026.10.19
南アフリカ|中国産「非規制製品」の船積前適合性検証(PVoC)指令を全面撤回、9月22日の官報公告と同時に発効
2026年9月22日、南アフリカの貿易産業競争省(DTIC)は、2008年標準法(Standards Act, 2008)第33条に基づき、中国から輸入される一部の「非規制製品」(unregulated products)を対象とする船積前適合性検証プログラムの実施に関する大臣指令を全面的に撤回する告示(政府告示第7947号)を公表しました。撤回は官報掲載日である同日付けで発効しています。
撤回された大臣指令は、2026年3月20日付けの官報第54374号(政府告示第7284号)で公示されたもので、対象製品について、中国からの船積み前に南アフリカの国家規格への適合を示す適合証明書(Certificate of Conformity)の取得を求めるものでした。今回の撤回により、同指令に基づく適合証明書は輸入時の添付書類として不要となります。ただし、強制仕様(compulsory specification)その他の関税、国境管理、消費者保護、健康、安全、分野別の法令に基づく義務には影響しないとされており、輸入事業者はこれらの要件を引き続き満たす必要があります。
撤回告示の主な内容
- 撤回の対象:大臣指令「中国から輸入される一部の非規制製品に対する船積前適合性検証プログラムの実施」(Implementation of a Pre-Export Verification of Conformity Programme for Certain Unregulated Products Imported from the People’s Republic of China)の全体
- 発効日:告示の官報掲載日(2026年9月22日)
- 適合証明書:発効日以降、撤回された指令の対象製品の輸入に際し、同指令に基づく適合証明書は添付書類として求められません。
- 新規申請:発効日以降、同指令に基づく適合証明書の新規申請は受理・処理されません。
- 係属中の申請:発効日時点で係属中の申請は事務的に終了とされ、申請者にはその旨が通知されます。
- 他の法令の維持:強制仕様その他の関税、国境管理、消費者保護、健康、安全、分野別の法令に基づく義務は影響を受けません。
撤回された指令の概要と経緯
- 撤回された指令は、対象製品について、中国からの船積み前に南アフリカ国家規格(SANS)への適合を示す適合証明書の取得を求めるもので、2026年9月から義務化される予定でした。
- 対象には、電気製品、玩具、化粧品、消防用機器のほか、染毛剤、クレヨン、接着剤、フライパン、太陽光パネル、積層フローリングなどが含まれていました。
- 同指令の実施は、世界貿易機関(WTO)の貿易の技術的障害(TBT)手続を通じた意見、在南アフリカ中国大使館との協議、産業界からの意見を受けて、義務化に先立ち停止されていました。
- 撤回告示自体には、撤回の理由は記載されていません。
事業者への影響
中国から南アフリカへ対象製品を輸出・輸入する事業者は、同指令に基づく船積前の適合証明書の取得が不要となります。同指令に基づく申請が係属中の事業者には、当局から事務的終了の通知が届くことになります。一方、強制仕様の対象製品に関する要件など、他の法令に基づく輸入要件は従来どおり適用されます。
参考情報
南アフリカ貿易産業競争省「Withdrawal of the Ministerial Directive on the Implementation of a Pre-Export Verification of Conformity Programme for Certain Unregulated Products Imported from the People’s Republic of China」(Government Notice No. 7947、Standards Act, 2008 (Act No. 8 of 2008)、2026年9月22日)
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