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中国|「動力用電池回収利用産業標準体系構築ガイドライン(2026年版)」(意見募集稿)に対する意見公募

2026年09月15日、中国工業情報化部の科技司は、「動力用電池回収利用産業標準体系構築ガイドライン(2026年版)」(意見募集稿)を公表し、意見募集を開始しました。公示期間は2026年9月16日から2026年10月15日までです。意見募集稿は、使用済み動力用電池の「収集、貯蔵・輸送、物理処理、化学処理」という産業チェーン全体と製品のライフサイクル全体を対象とする標準体系の構築を掲げ、2030年までに国家標準を50項目以上制定・改訂するという目標を示しています。標準体系は、基礎共通、収集分類、物理処理、化学処理、総合利用製品、グリーン・低炭素の6つの部分で構成されます。動力用電池の製造者、回収・再資源化事業者、電池材料の製造者にとっては、今後制定される標準の全体像と重点分野を示す文書です。

対象と目標

  • 動力用電池とは、新エネルギー自動車や電動自転車などの動力系にエネルギーを供給する蓄電池をいい、リチウムイオン動力用蓄電池、ニッケル水素動力用蓄電池などを含みます。鉛蓄電池は含みません。
  • 回収利用の対象には、研究開発、生産、検査、車両への搭載、貯蔵、輸送、使用、修理、車両の廃棄などの過程で生じる使用済み動力用電池と工程廃材が含まれます。
  • 目標:2030年までに国家標準を50項目以上制定・改訂し、産業チェーン全体と製品のライフサイクル全体を対象とする標準体系を基本的に構築します。

標準体系の6つの部分

  • 基礎共通標準:用語の定義、表示とトレーサビリティ(回収時の包装や総合利用製品の表示、電池の識別コードの貼付と情報入力)、安全、職業上の健康など。
  • 収集分類標準:回収事業者の要件と収集拠点の設置、残存エネルギーや外観の検査方法に基づく等級・分類、包装・貯蔵・輸送、収集拠点の設備。
  • 物理処理標準:取外し・解体の手順と放電・短絡防止の作業規範、破砕・粉砕・選別の工程要件、作業要件、設備。
  • 化学処理標準:乾式製錬・湿式製錬の精製工程、再生正極材料・負極材料の合成工程、リチウム・コバルト・ニッケルなどの回収目標、設備。
  • 総合利用製品標準:再生ブラックマスなどの工程中間原料の技術指標と等級・分類、再生金属塩・再生前駆体・再生正極材料・再生負極材料の純度、粒度、再生元素の比率など。
  • グリーン・低炭素標準:解体と回収利用が容易な製品設計、省エネルギー・炭素削減、分析・検査、グリーン製品・グリーン工場の評価、再生材の使用比率などの算定・検証、固形廃棄物・廃水・排ガスの処理。

事業者にとっての留意点

  • 意見募集稿は標準体系の構築方針を示すものであり、個々の標準の内容は今後の制定・改訂によって定まります。
  • 電池の設計段階(解体・回収利用の容易性)や、再生材の使用比率の算定・検証が標準化の対象に含まれており、電池の製造者にも影響が及びます。
  • 意見募集稿は、標準の国際的な相互承認の推進にも言及しています。

参考情報

中国工業情報化部「关于公开征求《动力电池回收利用产业标准体系建设指南(2026版)》(征求意见稿)意见的公示」(2026年9月15日)

https://www.miit.gov.cn/gzcy/yjzj/art/2026/art_9a86538cc7c04647862b1af4125f8ee9.html

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