中国|応急管理部、危険化学品経営許可証管理弁法の改正案の意見募集を開始
2026年9月21日、中国応急管理部は「危険化学品経営許可証管理弁法(改正意見募集稿)」を公表し、意見募集を開始しました。意見の提出期限は2026年10月22日です。現行の弁法は2012年に公布されたものですが、2026年5月1日に施行された「危険化学品安全法」が安全生産に関する新たな要件を示したこと、および各地の執行の過程で新たな問題が生じていることを受けて、全面的な見直しが行われます。改正案は全6章40条で構成され、経営方式を6つに区分して整理するとともに、許可権者の階層を調整し、貯蔵を伴わない経営企業に対する情報化管理の要件を追加して、電子証書と紙の証書が同等の効力を有することを明記しています。
適用範囲
第2条は、「危険化学品目録」に掲載された化学品の経営活動(倉庫経営を含む)を適用対象とし、廃棄物の処理、民用爆発物品、放射性物品および都市ガス等を対象から除外しています。
経営方式の6区分
第5条は、企業の実態により適合するよう、経営方式を次の6つに区分しています。
- 貯蔵を伴わない経営(無儲存経営)
- 危険化学品の店舗
- 給油所
- 貯蔵を伴う経営(重大危険源を構成しないもの)
- 貯蔵を伴う経営(重大危険源を構成するもの)
- 倉庫経営
許可機関の区分
第6条は、次の企業の許可を市級の発証機関が一元的に所管するものとし、県級への委託を禁止しています。
- 毒劇化学品を取り扱う経営企業
- 爆発物の製造に転用されやすい化学品(易制爆危険化学品)を取り扱う経営企業
- 中央企業の傘下企業
- 重大危険源を構成する貯蔵を伴う経営企業
これら以外の企業は、県級の発証機関が所管します。
申請の要件と必要書類
第7条は、基本的な要件として、適切な経営場所(住宅用建築を除く)、従業員に対する専門技術訓練、健全な安全規章制度、専任の安全管理者、事故の応急計画および救援器材を挙げています。毒劇化学品を貯蔵する場合は、第8条により「二人検収・二人保管・二人発送・二重施錠・二重帳簿」の体制が必須とされます。
第10条が定める基本的な提出書類は、申請書、安全規章制度の目録、従業員の訓練証明、営業許可証および労災保険の証明です。貯蔵を伴う経営の場合は、貯蔵設備の証明、安全評価報告書、応急計画の届出表、特殊作業従事者の資格証が追加で必要となります。
手続の期限と許可証の有効期間
- 第11条:申請の日から5営業日以内に補正を通知
- 第12条:受理後20営業日以内に現地調査を実施
- 第13条:許可の決定から10営業日以内に証書を交付
- 第19条:許可証の有効期間は3年。延長の申請は有効期間満了の3か月前までに行う必要がある
- 第15条・第16条:企業の名称・代表者の変更は、変更から20営業日以内に申請し、10営業日以内に処理
- 第18条:経営場所または経営方式の変更は、あらためて申請が必要
罰則
改正案は、次のような制裁を定めています。
- 無許可での経営:10万元以上50万元以下の過料および違法な物品の没収
- 毒劇化学品の管理に関する違反:5万元以上10万元以下の過料。是正しない場合は10万元以上20万元以下の過料および許可証の取消し
- 許可証の偽造:20万元以上30万元以下の過料
- 許可の条件を欠く場合:是正命令、操業の停止、許可証の取消しと段階的に措置
参考情報
応急管理部「关于《危险化学品经营许可证管理办法(修订征求意见稿)》公开征求意见的通知」
https://www.mem.gov.cn/gk/zfxxgkpt/fdzdgknr/202609/t20260921_717221.shtml
応急管理部「危险化学品经营许可证管理办法(修订征求意见稿)」(PDF)
https://www.mem.gov.cn/gk/zfxxgkpt/fdzdgknr/202609/W020260921674327517085.pdf
応急管理部「《危险化学品经营许可证管理办法(修订征求意见稿)》起草说明」(PDF)
https://www.mem.gov.cn/gk/zfxxgkpt/fdzdgknr/202609/W020260921674327524501.pdf
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