インド|家庭用・業務用電気機器の品質管理令(QCO)2026が10月1日に適用開始、90品目にBIS強制認証
2026年04月06日、インド商工省産業国内取引促進局(DPIIT)は、官報告示S.O. 1739(E)により「家庭用、業務用およびこれに類する電気機器の安全(品質管理)令2026」(Safety of Household, Commercial and Similar Electrical Appliances (Quality Control) Order, 2026)を公布しました。同令は2026年10月1日から適用が開始されます。対象となるのは、単相で定格電圧250Vを超えず、その他の機器で480Vを超えない電気機器であり、直流電源機器および電池駆動機器も含まれます。附表には90品目が掲げられ、いずれもIS 302(第1部): 2024(IEC 60335-1: 2020に対応)への適合が求められます。対象品目は、インド規格局(BIS)のライセンスに基づく標準マーク(Standard Mark)を表示しなければ、インド国内で製造・輸入・販売することができません。
適用開始日は事業規模により段階的
適用開始日は、製造者の事業規模に応じて次のとおり分かれています。小企業・零細企業の区分は、零細・小・中企業開発法2006(MSMED法)の定義によります。
- 原則(下記以外の事業者):2026年10月1日
- 小企業(small enterprises):2027年1月1日
- 零細企業(micro enterprises):2027年4月1日
求められる対応
対象品目は、告示の表の第3欄に掲げるインド規格に適合したうえで、BIS(適合性評価)規則2018の附則II・スキーム1に基づくBISのライセンスの下で標準マークを表示する必要があります。BISが認証機関であると同時に執行機関と位置付けられており、違反した者はインド規格局法2016(BIS Act, 2016)の規定により処罰されます。
適用除外
- 輸出向け:国内で製造され輸出される製品には適用されません
- 研究開発用の輸入:家庭用等電気機器の製造者が研究開発目的で輸入する年間200個まで。商業的に販売せずスクラップとして処分すること、年ごとの記録を保持することが条件です
- 既存在庫:BISの認証を受けた製造者、または認証を申請済みの製造者が、適用開始日より前に国内製造または輸入した製品は、適用開始日から6か月間に限り販売・陳列・販売の申出が認められます。BISへの在庫申告が条件です
対象品目の例
附表の90品目は、家庭用から業務用までの幅広い電気機器を含みます。冒頭の主な品目は次のとおりです。
- 真空掃除機・吸水式清掃機、脱水機、調理レンジ・ホブ・オーブン等
- 電気シェーバー・バリカン等、回転式乾燥機、保温プレート等
- フライパン・ディープフライヤー等、液体加熱機器、マッサージ機器
- 電気強制対流オーブン・スチームクッカー・スチームコンベクションオーブン、電熱工具
- 殺虫器、屋内用電気呼鈴・ブザー、電気湯沸器、電気コーヒーメーカー
- フードプロセッサー、遠心式ジューサー、製氷菓子機、包丁研ぎ器 ほか
参考情報
インド規格局(BIS)「Safety of Household, Commercial and Similar Electrical Appliances (Quality Control) Order, 2026」(S.O. 1739(E)、2026年4月6日)
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