中国|生態環境部、都市軌道交通の騒音排出基準(第一段階)を公布し2027年に施行
2026年9月18日、中国生態環境部と国家市場監督管理総局は、強制国家標準「都市軌道交通騒音排出基準(第一段階)」(GB 48334-2026)を発布しました。生態環境部は公告2026年第43号(同年9月28日印発)でこれを公表しています。
同基準は、生態環境法典を実施し、都市軌道交通の騒音汚染を防止して音環境の質を改善することを目的とするもので、今回が初めての制定です。公告は、同基準が法律上の強制執行力を有するとしています。同基準は、高架線・地上線、および地下線から地上線に移る過渡区間を列車が走行する際の騒音排出について、限値と測定・評価、実施・監督の要求を定めています。2027年1月1日から施行され、新設・改築・増設される都市軌道交通プロジェクトは同基準の要求を満たす必要があります。
適用範囲
- 対象:地下鉄、軽軌、跨座式モノレール、懸垂式モノレール、自動案内軌道、路面電車、ゴムタイヤ式案内軌道、中低速磁気浮上、市域快速軌道などの都市軌道交通の列車走行時の騒音
- 適用外:高速磁気浮上システム、車両基地、換気塔・冷却塔、変電所などの場所の騒音
騒音排出限値
境界騒音(設計最高運行速度別)
- 地下鉄・軽軌:80km/h以下 85dB(A)、80超〜100km/h 87dB(A)、100超〜120km/h 89dB(A)
- 市域快速軌道:120km/h以下 88dB(A)、120超〜160km/h 90dB(A)
- 中低速磁気浮上:120km/h以下 74dB(A)
- 跨座式・懸垂式モノレール、自動案内軌道、路面電車、ゴムタイヤ式案内軌道:80km/h以下 80dB(A)
騒音に敏感な建築物の屋外騒音
- 影響を受ける最前列の住居・医療・教育施設などの建築物について、等価騒音レベルで昼間70dB(A)、夜間55dB(A)
- 夜間の列車1本通過時の最大騒音レベルは75dB(A)以下(夜間は原則22時〜翌6時)
測定・評価の要点
- 境界騒音は原則として軌道中心線から外側7.5m、軌道面から高さ1.2mの位置で、10本以上の列車通過を連続して測定する
- 屋外騒音は昼間・夜間それぞれについて、平均的な運行密度に相当する1時間以上の等価騒音レベルを測定する
- 背景騒音との差に応じた補正方法、測定記録に含める事項(路線・区間、降騒措置、気象条件、測定値など)を定めている
実施と監督
- 各級の都市軌道交通騒音汚染防止の監督管理部門が実施を監督する
- 騒音汚染防止計画では騒音と振動の関連を考慮し、有効な減振・降騒措置を講じることを求めている
参考情報
中国生態環境部「关于发布国家噪声排放标准《城市轨道交通噪声排放标准(第一阶段)》的公告」
https://www.mee.gov.cn/xxgk2018/xxgk/xxgk01/202610/t20261009_1175819.html
中国生態環境部「城市轨道交通噪声排放标准(第一阶段)(GB 48334—2026)」
https://www.mee.gov.cn/ywgz/fgbz/bz/bzwb/wlhj/hjzspfbz/202610/t20261009_1175821.shtml
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