米国|道路交通安全局、車両灯火基準の見直しに向け交渉型規則制定委員会を設置へ
2026年10月08日、米国国家道路交通安全局(NHTSA)は、車両の灯火器、反射器および関連装置を定める連邦自動車安全基準(FMVSS)第108号の現代化に向け、「車両灯火に関する交渉型規則制定諮問委員会」を設置する意向を連邦官報で通達しました。委員会は最大18名で構成し、NHTSAが同基準の見直しを提案する際の基礎となる合意にもとづく提言を取りまとめます。委員会の設置と委員構成に対する意見の提出、および委員への応募の期限は、いずれも2026年11月9日です(応募は米国東部時間午後5時まで)。
委員会が扱う論点
- 前照灯システムによるグレア
- 交換式光源
- 薄暮センサー
- プラスチック製光学材料
- 半自動のビーム切替え
- 灯火器の最小寸法要件
- すれ違い用ビームおよび走行用ビームの配光
- 照準と取付け高さを考慮した、車両搭載状態での前照灯の性能
- 補助灯の要件
- 三輪の二輪自動車への取付け要件
- 関連装置に関する旧式化した物理試験要件
- 交換式レンズを用いる灯火器の物理試験手順
- 国際基準との調和
委員構成の案(最大18名)
- 車両用灯火器の製造者または灯火器の小売業者:4名
- 全国規模の自動車製造者:2名
- 全国規模の自動車または自動車装置の製造者団体:4名
- 全国規模の自動車または自動車装置の安全団体:2名
- 米国の教育機関、研究機関または試験機関:3名
- 全国規模の技術者団体または規格策定団体:3名
委員は運輸長官が任命し、任期は2年または委員会の活動終了までのいずれか早い時点までです。報酬は支払われません。NHTSAの代表も審議に参加します。
運営と今後の流れ
- 会合は年4回程度を見込み、公開で、オンラインまたは併用形式で開催されます。中立の進行役が合意形成を支援します。
- 委員会の設置期間は設置から2年で、提言を提出し目的を達した場合はそれ以前に終了します。
- 合意に達した場合、提言の提出と運輸長官の承認などを経て、NHTSAは合意内容に沿った規程案策定通知(NPRM)を公表し、通常の手続で意見を募集します。
応募の要件
自薦のほか、関係者・団体による推薦も可能です。応募書類は合計2ページ以内とし、次の内容を含めます。
- 候補者の氏名、役職、連絡先、および代表する利害の説明(希望する区分を明示)
- 候補者がその利害を代表することを認める、企業・団体等のレターヘッド付きの支持書簡
- 職歴・学歴を含む略歴
- 規程の策定に積極的かつ誠実に参加する旨の書面による誓約
候補者は、所属組織から権限を与えられた上級の職員で、車両灯火の専門家であるか、専門家の協力を得られる者であることが望ましいとされています。
参考情報
連邦官報(Federal Register) 国家道路交通安全局「Notice of Intent To Establish a Negotiated Rulemaking Advisory Committee for Vehicle Lighting」(文書番号 2026-20648、2026年10月8日付)
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