2026.08.06
EU|ELV規則の公布
ELV指令と3R指令に置き換わる新たな規則
2026年07月24日、EU官報にて「自動車の設計における循環性要件および使用済み自動車の管理に関する規則(ELV規則)」が公布されました。2028年09月01日より施行され、同時に従来のELV指令は廃止されます。また、再使用性、リサイクル性およびリカバリー性に関する車両の型式認証指令(3R指令)も廃止となります。新たなELV規則はこのELV指令と3R指令の内容を統合し、且つ、問題点への改善策を盛り込み、時代に合わせた新たな要件とともに編纂された包括的な法令となります。
注目
■ 2032年09月01日以降に規則 (EU) No 2018/858に基づき型式認証を受けた車両は次の要件を満たすように製造すること:
- 質量の85%以上が再使用可能またはリサイクル可能であること
- 質量の95%以上が再使用可能またはリカバリー可能であること
■ 2032年09月01日以降に規則 (EU) No 2018/858に基づき型式認証を受けた自動車の型式、または当該自動車向けに上市される新しい部品もしくはコンポーネントは、鉛、水銀、カドミウム、六価クロムを含んではならない。
■ 2032年09月01日以降に規則 (EU) No 2018/858に基づき型式認証を受けた車両に含まれるプラスチックは、重量比で少なくとも15%を、ポストコンシューマープラスチック廃棄物から再生されたプラスチックで構成すること。
2036年9月1日以降は、車両に含まれるプラスチックは、ポストコンシューマープラスチック廃棄物からリサイクルされたプラスチックを重量比で少なくとも25%含有すること。
上記の各目標の少なくとも20%は、当該車種に、使用済み自動車、または使用段階において自動車から取り外された部品・コンポーネントからリサイクルされたプラスチックを含めることによって達成すること。
■ 製造者は規則(EU) 2018/858、規則 (EU) No 168/2013およびELV規則の要件に従って型式認証を受けていることを所定の方法で示すこと。
■ 製造者は、2029年09月01日より、製造者レベルで指定の内容を含む循環性戦略を策定し、策定した後30日以内に、その写しを加盟国の型式認証当局および欧州委員会に提供すること。
■ 製造者は、第6条で言及される、自動車型式におけるポストコンシューマー廃棄物からリサイクルされた材料の割合の算定および検証に関する各方法論の採択から12ヶ月が経過した翌月の初日から、規則 (EU) No 2018/858に基づき型式認証を受けた各新型自動車型式について、指定のリサイクル材料含有率をそれぞれ申告すること。
■ 2029年09月01日以降、製造者は、型式認証を受けた新規車両型式について、廃棄物管理業者、技術情報の発行者、および修理・整備事業者に対し、附属書VIに列挙された情報へのアクセスを提供すること。
■ 2032年09月01日以降、上市されるすべての車両は、指定の情報を含むデジタル循環型車両パスポートを備え、最新の状態に保つこと。
その他、拡大生産者責任(EPR)義務等も設けられています。
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