2026年9月23日、ブラジル大統領は、メルコスール(南部共同市場)とEFTA(欧州自由貿易連合)諸国との間の自由貿易協定を国内に公布する大統領令第13,126号を公布しました。同令は公布の日から効力を生じ、協定はブラジルについて2026年10月1日に発効します(協定第16.5条第2項)。対象となる協定は、2025年9月16日にリオデジャネイロで署名された「メルコスール・EFTA諸国間自由貿易協定」です。ブラジル国民議会は2026年6月22日の立法令第146号により同協定を承認し、ブラジル政府は2026年7月8日に寄託国であるノルウェー政府へ批准書を寄託しました。EFTA側の締約国は、スイス、ノルウェー、アイスランドおよびリヒテンシュタインです。協定の本文は、同令の附属書として公布されています。
大統領令の内容
- 第1条:2025年9月16日にリオデジャネイロで署名された「メルコスール・EFTA諸国間自由貿易協定」を公布する。協定は本令の附属書とする
- 第2条:協定の改正をもたらし得る行為、および国家の財産に重い負担または約束をもたらす補足的な調整は、国民議会(Congresso Nacional)の承認を要する
- 第3条:本令は公布の日から施行する
大統領令は、ブラジル連邦憲法第84条柱書第4号が大統領に与える権限に基づいて発出されています。
発効までの経緯
- 2025年9月16日:リオデジャネイロで協定に署名
- 2026年6月22日:国民議会が立法令第146号により協定を承認
- 2026年7月8日:ブラジル政府がノルウェー政府へ批准書を寄託
- 2026年9月23日:大統領令第13,126号により協定を国内に公布
- 2026年10月1日:協定がブラジルについて対外的な法的効力を生じる
事業者に関係する内容
ブラジルとスイス・ノルウェー・アイスランド・リヒテンシュタインとの間で物品の輸出入や投資等を行う事業者は、2026年10月1日以降、協定が適用される取引について、協定に定める取扱いが利用できるようになります。協定の本文は大統領令の附属書として公布されているため、自社の取引に適用される具体的な内容は、官報に掲載された附属書により確認する必要があります。
参考情報
ブラジル大統領府(Casa Civil)「Decreto nº 13.126, de 23 de setembro de 2026」
https://www.planalto.gov.br/ccivil_03/_ato2023-2026/2026/decreto/D13126.htm
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