2026.10.27
中国|商務部等、無人機関連品目の輸出規制措置を最適化・調整
2026年10月19日、中国商務部、中国海関総署、中央軍事委員会装備発展部は、「無人機関連品目の輸出規制措置の最適化・調整に関する決定」を公布する公告(2026年第49号)を発出しました。輸出規制法、対外貿易法、税関法および両用品目輸出規制条例に基づき、国務院と中央軍事委員会の承認を得て、特定の無人航空機関連品目に対する規制措置を最適化・調整するものです。対象は、無人機専用の自動操縦装置、一定の航続時間を持つ無人航空機、無人機専用エンジン、無線通信機器、モーター・プロペラブレード等の部品、ソフトウェア、飛行制御や自律航法等の技術に及びます。対象品目は許可を得ずに輸出してはならず、輸出事業者は輸出許可の申請と、通関時の該非の明記が求められます。一方で、登録による自主輸出や一般許可などの便宜措置も設けられています。本公告は2026年11月18日から施行され、両用品目輸出規制リストも同時に更新されます。
主な対象品目
- 自動操縦装置:無人航空機専用のもの(7A103.b)と関連技術(7E103)
- 無人航空機・無人飛行船(9A012.a):目視外で制御飛行でき、最大航続時間30分以上3時間未満で風速25ノット(46.3km/h)以上の突風下で離陸・安定飛行できるもの、または最大航続時間3時間以上のもの
- 無人機専用エンジン(9A012.b):高度15,420m以上の飛行用のピストン・ロータリーエンジン、最大持続出力16kW超の航空エンジン、推力400N以上のターボジェットエンジン
- 無線通信機器(9A012.e):機載機器の等価等方輻射電力(EIRP)30dBm以上、または1基の地上局で10機超を制御できるもの
- その他の無人航空機(9A112):航続距離300km以上のもの、容量80L超のエアロゾル散布システムを搭載または搭載可能に設計されたもの等(娯楽・競技用の模型航空機は除外)
- 部品(9A901):定格電圧48V以上・定格出力3kW以上等の条件を満たすブラシレスモーターとその専用電子速度調整器、一定長さ以上または可変ピッチ機能を持つ炭素繊維複合材製プロペラブレード
- ソフトウェア・技術:無人航空機の研究開発・生産・使用のための専用ソフトウェア(9D901)、飛行制御(群制御を含む)・自律航法・センシング回避・機体設計の技術(9E901)、対無人機技術(0E903)等
輸出事業者の義務
輸出許可の申請
輸出事業者は、輸出規制法および両用品目輸出規制条例に従い、国務院商務主管部門に輸出許可を申請しなければなりません。
通関申告
- 対象品目に該当する場合、性能等の指標情報を申告し、通関申告書の備考欄に「輸出規制品目に該当する」旨を記載します。
- 対象外でも性能等の指標が近いもの等は、指標情報を申告し、備考欄に「輸出規制品目に該当しない」旨を記載します。
- 申告内容の真実性に疑義がある場合、税関は質疑を行い、質疑期間中は通関が認められません。
許可の便宜措置
- 9A012.a.1項の品目は、輸出前に登録情報を提出して輸出証明を取得すれば自ら輸出できます。
- 国外の展示会への出品(防務展・警務展を除く)で、展示終了後に直ちに原状のまま再輸入する9A012.a項・9A112項の品目も、同様に登録情報の提出により輸出できます。登録情報は税関への申告情報と一致させる必要があります。
- 社内コンプライアンス制度を整備・運用し、関連する両用品目の輸出実績と比較的安定した輸出ルート・最終需要者を持つ企業は、一般許可などの便宜措置を利用できます。
参考情報
中国商務部 商務部・海関総署・中央軍事委員会装備発展部公告2026年第49号:https://www.mofcom.gov.cn/zcfb/zc/art/2026/art_b2fa4e60bcd24bdf8c658e476b808785.html
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