米国|カリフォルニア州、電池内蔵の使い捨てベイプを禁止するAB 762が知事署名で成立
2026年09月28日、米国カリフォルニア州のニューサム知事は、電池内蔵の使い捨てベイプ(蒸気吸入器具)を禁止する州議会下院法案AB 762に署名しました。同法案は同日に州務長官に提出され、2026年法律第717章として成立しました。公共資源法に新たな章を設け、たばこ製品を含む電池内蔵の使い捨てベイプについて、2027年01月01日以降は州内での販売を目的とする輸入と製造を、2028年01月01日以降は州内での販売、流通、販売のための提供を禁止します。新品と再生品のいずれも対象です。違反には民事責任と罰金が定められ、小売業者に対しては製品の押収と免許の停止・取消しの対象にもなります。大麻または大麻製品を含む器具は対象に含まれません。
対象となる器具
「電池内蔵の使い捨てベイプ」とは、たばこ製品を含み、再使用するよう設計または意図されていない気化器具をいい、次のいずれかまたは双方に該当するものを含みます。
- 詰め替えができないもの:別途入手でき交換可能な使い切り容器、または詰め替え可能な容器を備えるよう設計されていない器具などが該当します。
- 充電ができないもの:充電できない電池を内蔵するよう設計された器具が該当します。
連邦法上の医療機器のうち、クラスIIまたはクラスIIIの機器、および主に医療現場で提供者が使用する、または主に医療提供者が処方するクラスIの機器などは対象から除かれます。
禁止の内容と時期
- 2027年01月01日以降:何人も、新品または再生品の電池内蔵の使い捨てベイプを、州内での販売のために輸入し、または製造してはなりません。
- 2028年01月01日以降:何人も、新品または再生品の電池内蔵の使い捨てベイプを、州内で販売し、流通させ、または販売のために提供してはなりません。
違反に対する制裁
- 民事責任:市、郡または州は、違反した個人または事業体に対し、1回目の違反で500ドル、2回目で1,000ドル、3回目以降で2,000ドルの民事責任を課すことができます。
- 罰金:違反者は違反行為(infraction)として500ドル以下の罰金の対象となります。この制裁は他の制裁に加えて科されます。
- 費用の回収:州機関が同章の実施に要した費用は、責任を負う者から回収できます。
- 小売業者:2028年01月01日以降、たばこ製品を含む電池内蔵の使い捨てベイプを販売し、または販売のために提供した小売業者は、製品の押収・没収の対象となり、押収された器具1個当たり50ドルの民事制裁金が課されます。2回目の押収・没収では免許の停止、3回目では免許の取消しとなります。
参考情報
カリフォルニア州議会情報(California Legislative Information)「AB-762 Disposable, battery-embedded vapor inhalation device: prohibition and penalties.」
https://leginfo.legislature.ca.gov/faces/billHistoryClient.xhtml?bill_id=202520260AB762
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