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米国|カリフォルニア州、紙製レシートへのビスフェノール類の意図的添加を禁止するAB 1604が成立

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米国|カリフォルニア州、紙製レシートへのビスフェノール類の意図的添加を禁止するAB 1604が成立

2026年9月30日、米国カリフォルニア州のニューサム知事は、紙製のレシート(購入証明書)へのビスフェノール類の意図的添加を規制する州下院法案AB 1604(Product safety: proofs of purchase: intentionally added bisphenols)に署名し、同法案は2026年法律第882号(Chapter 882, Statutes of 2026)として成立しました。同法は州衛生安全法典に新たな章を追加するもので、2028年1月1日以降は意図的に添加されたビスフェノールA(BPA)を含む紙製レシートの、2029年1月1日以降は意図的に添加されたあらゆるビスフェノール類を含む紙製レシートの製造、流通、販売および販売の申し出を禁止します。また、レシート用紙の製造事業者に対し、ビスフェノール類を代替する際には最も毒性の低い代替物質を使用することを義務付けるとともに、発がん性や生殖・発生毒性が知られている化学物質への置き換えを禁止しています。違反に対しては、州有害物質管理局(DTSC)が行政制裁金を科すことができます。

規制の概要

禁止の内容と期日

  • 2028年1月1日以降:意図的に添加されたビスフェノールA(CAS番号80-05-7)を含む紙製レシートの製造、流通、販売、販売の申し出を禁止
  • 2029年1月1日以降:意図的に添加されたビスフェノール類を含む紙製レシートの製造、流通、販売、販売の申し出を禁止

禁止は「何人も」(no person)を対象としており、用紙の製造事業者に限らず、流通・販売に関わる事業者にも及びます。

主な定義

  • ビスフェノール:単一の連結原子で結合された2つのフェノール環を持つ化学物質(連結原子やフェノール環に追加の置換基があってもよい)
  • 意図的に添加されたビスフェノール類:製造事業者が製品に意図的に添加し、製品中で機能的・技術的効果を有するもの。意図的に添加された化学物質の構成成分である場合や、その意図的な分解生成物である場合を含む
  • レシート(proof of purchase):食品、酒類その他の有形動産の小売販売、またはサービスの提供について、販売時点で提供される受領書
  • 製造事業者:原材料、機械またはその両方を用いて紙製レシート用の紙を製造する者

製造事業者の代替物質に関する義務

  • ビスフェノール類を代替する際は、最も毒性の低い代替物質を使用しなければならない
  • 米国環境保護庁(EPA)が発がん性を有する、発がん性が高い、または発がん性を示唆する証拠があると分類する物質、もしくはプロポジション65(1986年安全飲料水・有毒物質施行法)のリストに掲載された物質への置き換えは禁止
  • EPAが特定する、またはプロポジション65のリストに掲載された、先天異常、生殖への害、発生への害をもたらす生殖毒性物質への置き換えは禁止

執行と制裁

  • DTSCは、同法の実施のための規則を制定できる
  • DTSCは個別の事案ごとに執行手段を判断し、初回違反は5,000ドル以下、2回目以降の違反は1件ごとに1万ドル以下の行政制裁金を科すことができる
  • 制裁金額の決定にあたっては、違反の性質と重大性、違反者の善意・悪意、過去の違反歴、故意の有無、DTSCへの協力の程度が考慮される
  • DTSCは、立証された違反や最終的な執行措置を同局のウェブサイトで公表する

同法による義務は、他の法令による義務に追加されるものであり、他の法令上の義務を免除するものではありません。

参考情報

カリフォルニア州議会 州下院法案AB 1604「Product safety: proofs of purchase: intentionally added bisphenols」(2026年法律第882号(Chapter 882, Statutes of 2026)、2026年9月30日知事承認)

LegiScan:California Assembly Bill 1604(法案本文):https://legiscan.com/CA/text/AB1604/2025

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