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中国|生態環境部、HCFC-22冷媒のマルチ空調機の生産を禁止へ

2026年9月2日、中国生態環境部は公告2026年第42号を公表し、クロロジフルオロメタン(HCFC-22)を冷媒とするマルチタイプ空調(ヒートポンプ)機組またはシステム製品の生産を、2027年1月1日以降禁止すると定めました。対象となる製品の具体的な範囲は、公告の附属文書である標準リストに規定されています。オゾン層保護に関するウィーン条約およびモントリオール議定書、ならびに中国国内の「消耗オゾン層物質管理条例」と、モントリオール議定書履行のための国家方案(2025〜2030年)に基づく措置です。経過措置は公告本文に定められていません。中国国内でマルチ空調機を製造する事業者、および中国で製造された当該製品を調達・輸入する事業者にとって、調達計画と冷媒仕様の切替えを2026年内に完了させる必要がある措置です。

禁止の内容

  • 対象物質:HCFC-22(クロロジフルオロメタン、R-22)
  • 対象製品:HCFC-22を冷媒とするマルチタイプ空調(ヒートポンプ)機組またはシステム製品(具体的範囲は公告附属の標準リストによる)
  • 禁止行為:当該製品の生産
  • 適用開始:2027年1月1日

根拠となる法令・国際約束

  • オゾン層の保護のためのウィーン条約
  • オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書
  • 消耗オゾン層物質管理条例
  • 中国「モントリオール議定書」履行国家方案(2025〜2030年)

HCFCは議定書上の段階的削減対象物質であり、中国は国家方案に沿って用途別の削減・禁止措置を順次講じてきました。本公告は、その一環として空調機の特定製品類型を対象に生産段階での禁止を課すものです。

事業者に想定される影響

  • 製造事業者:2026年12月31日までに、対象製品の生産ラインをR-410AやR-32等の代替冷媒仕様へ切り替える必要があります。設計変更に伴う型式試験、部品調達、認証の取得に要する期間を逆算した対応が求められます。
  • 調達・輸入事業者:中国で生産される当該製品を調達している場合、2027年以降は新規生産品の供給が受けられません。既存機種の生産終了時期と、代替機種の入手可否を供給元に確認する必要があります。
  • 設備の保有・保守事業者:本公告は生産の禁止であり、既設機器の使用や冷媒の補充を直接禁止するものではありません。ただし冷媒そのものの供給量は国家方案に基づき縮小していくため、保守用冷媒の確保計画を見直す余地があります。

公表日と公布日の区別

本公告は2026年9月2日付で公布され、生態環境部ウェブサイトへの掲載は2026年9月4日でした。日付を引用する際は、公告に記載された公布日を用いる必要があります。

参考情報

中華人民共和国生態環境部 公告2026年第42号

https://www.mee.gov.cn/xxgk2018/xxgk/xxgk01/202609/t20260904_1165084.html

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