世界各国のコンプライアンス情報収集・調査対応

ARTICLE 2026.09.12

南アフリカ|新車(M1)強制規格VC 8022改正案の意見募集が9月10日に締切、エアバッグ・側面衝突・ESCを必須化

公開日
2026.09.12

2026年07月10日、南アフリカ貿易・産業・競争省は、乗用車(カテゴリーM1)に適用される強制規格「VC 8022」の改正案を、官報第54970号・告示第7685号により公告し、意見募集を開始しました。意見の提出期限は2026年09月10日12時とされており、既に締め切られています。改正案は、これまで任意または段階的な適用にとどまっていた安全装備について、国連欧州経済委員会(UNECE)規則を参照して型式ごとの必須要件とするものです。エアバッグ、側面衝突保護、電子安定性制御(ESC)に加え、衝突被害軽減ブレーキやサイバーセキュリティも要件に含まれています。南アフリカ市場に乗用車を供給する製造事業者・輸入事業者にとって、型式認証の要件が大きく変わる動向です。

対象となる車両

対象はカテゴリーM1の自動車、すなわち「旅客の運送の用に供する自動車であって、少なくとも4輪を有し、運転者席のほかに8席以下の座席を備えるもの」です。

必須化される主な要件

  • エアバッグ(運転者席・助手席):SANS 20012:1994、UNECE R94.03
  • 側面衝突に対する保護:SANS 20095:2017
  • 電子安定性制御(ESC):UNECE R140.00
  • 前面衝突に対する保護:UNECE R94.03
  • 後面衝突に対する保護:UNECE R153.00
  • 衝突被害軽減ブレーキ等の先進運転支援システム(AEBS):UNECE R152.00
  • 接続車両のサイバーセキュリティ:UNECE R155.00

適用のスケジュールと経過措置

  • 改正案では、最終的な官報公告後18〜24か月を適用開始の目安としています。要件によって時期が異なる場合があるとされています。
  • 新規の型式申請については、上記の適用開始時期から対応が求められます。
  • 既存モデルの変種・派生型については、新規申請の要件適用時期からさらに18〜24か月の猶予が設けられています。

事業者にとっての留意点

  • 意見提出の機会は既に終了しているため、今後は最終的な官報公告の内容と時期を確認することが実務上の焦点となります。
  • 参照される規則がUNECE規則に揃えられるため、既に欧州向けに型式認証を取得している車両については、認証データの流用可能性を検討する余地があります。
  • 適用時期が最終公告を起点として設定されるため、公告のタイミングにより社内の開発・認証スケジュールに影響が及びます。対象となる車型の棚卸しを進めておくことが有効です。

参考情報

南アフリカ共和国 政府官報「National Regulator for Compulsory Specifications Act as amended through Legal Metrology Act: Amendment to the Compulsory Specification for Motor Vehicles of Category M1 (VC 8022): Comments invited」

https://www.gov.za/documents/notices/national-regulator-compulsory-specifications-act-amended-through-legal-metrology

南アフリカ共和国 政府官報 告示本文(Government Gazette No. 54970、Government Notice No. 7685、PDF)

https://www.gov.za/sites/default/files/gcis_document/202607/54970gon7685.pdf

RELATEDあわせて読む

分野「その他の国」ほか、この記事と同じ分類から

同じ分野の記事

この分野の一覧へ →

法令解説

商品(和訳・解説書)

C Topics

CONSULTATION

「その他の国」の調査相談(無料)

概要調査、詳細調査、比較調査、個別の和訳、定期報告調査、年間コンサルなど、様々な調査に柔軟に対応します。

  • ●●の詳細調査/定期報告調査
  • ●●の他国(複数)における規制状況調査
  • 細かな質問への適宜対応が可能な年間相談サービス
  • 世界複数ヵ国における●●の比較調査 など

個人の方は「個人」とご入力ください。

「目次」 「目次」