米国|カリフォルニア州、カーペットの生産者責任制度を再編するAB 904が9月27日に成立、2028年までに再生材5%を義務づけ
2026年09月27日、米国カリフォルニア州のニューサム知事は、カーペットのリサイクルに関する州議会下院法案AB 904に署名しました。同法案は同日に州務長官に提出され、2026年法律第508章として成立しました。公共資源法の14の条項を改正し、既存のカーペット製品スチュワードシップ制度と、その後継となるカーペット生産者責任制度の双方を見直すものです。生産者責任計画に盛り込むべき事項として、2028年までにカーペットに使用済みカーペット由来の再生材を5%含有させることが定められました。あわせて、カーペット裏面への生産者名等の表示、構成成分のウェブサイトでの公表など、生産者に関わる要件が改められています。資源リサイクル・回収局による実施規則は、2029年01月01日までに発効するものとされました。
生産者に関わる主な変更
- 再生材の含有:生産者責任計画は、2028年までにカーペットに使用済みカーペット由来の再生材を5%含有させることを求めるものとします。資源リサイクル・回収局は、2029年以降の含有率を定めることができます。
- 裏面の表示:計画には、対象製品の裏面に、生産者名、製造日、表面繊維と裏地材の種類を示す表示を標準化された刻印等で行う方法を記載します。この要件は、実施規則の発効日から6か月後または2028年07月01日のいずれか遅い日に適用されます。
- 構成成分の公表:生産者は、対象製品ごとに、製品重量の1%を超える構成成分と、州の有害物質規制局が候補化学物質として掲げる意図的添加成分を、自社のウェブサイトで公表します。従来求められていた環境製品宣言の公表に代わるものです。
- 再使用:計画には、展示会用カーペットの回収と再使用を最大化する方法(2028年までに20%以上の再使用を含む)を記載します。
回収に関する変更
- 対象製品の施工に伴い住宅または事業所から対象製品を撤去する者は、2029年01月01日までに、撤去したすべての対象製品を回収拠点へ運搬し、または運搬を委託しなければなりません。生産者に返却される場合など一定の条件を満たすものは、この義務の対象外となります。
- 回収拠点の範囲は、カーペットのリサイクルセンター、自治体の施設、小売業者にも広げられました。計画は、使用済みカーペットを無料で持ち込める回収拠点を、所定の日時で開設することを定めます。
制度運営と制裁
- 生産者責任組織の定義からカーペットスチュワードシップ組織が除かれました。両組織とも、議決権を持つ14名の委員からなる運営委員会を設置します。
- 生産者責任組織の年次報告書の提出期限は、毎年07月01日から毎年09月01日に改められました。
- スチュワードシップ制度の違反に対する制裁は、民事制裁金から行政制裁金に改められました。金額は1日当たり1万ドル、故意または認識のある違反の場合は1日当たり2万5,000ドルです。
- 制度の費用を対象製品の生産者が負担するとの規定は削除されました。対象製品の販売価格に賦課金を上乗せして制度の資金とする仕組みは維持されています。
参考情報
カリフォルニア州知事室「Governor Newsom issues legislative update 9.27.2026」
https://www.gov.ca.gov/2026/09/27/governor-newsom-issues-legislative-update-9-27-2026/
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