EU|新型乗用車および軽商用車のCO2排出削減を目的とした革新的技術の承認および認証手続きに関する規則を公布
新型乗用車および軽商用車のCO2排出削減を目的とした革新的技術の承認および認証手続きについて
2023年12月14日、欧州官報にて新型乗用車および軽商用車のCO2排出削減を目的とした革新的技術の承認および認証手続きに関する規則が公布されました。規則間の整合性が取れていなかったり、複数規則の内容が重なっていたりする状況を整えます。また、エコイノベーションに関する評価方法の簡素化等も実施します。本規則は欧州官報に掲載日の20日後に発効し、すべての加盟国に直接適用されます。
背景
規則の煩雑な状況
規則(EU)2019/63では先進的な車両技術の普及に資するため、新型乗用車または軽商用車におけるCO2削減について定めていますが、定量かが難しい点が指摘されています。
また、規則(EU)725/2011および規則(EU)427/2014では、それぞれ乗用車および軽商用車のCO2排出削減のための革新的技術の承認および認証手続きを定めていますが、内容はほぼ同一となっています。
さらに、規則(EU)725/2011および規則(EU)427/2014では、空調システムの効率向上がエコイノベーションとして捉えられていません。しかし、規則(EU)2019/631では2025年1月1日から認められると規定されています。そのため、空調システムのCO2排出削減による恩恵を受けられるようにするため、これらの規則を規則(EU)2019/631に合わせて整備する必要があるとされました。
適切な申請方法の確立
製造業者やサプライヤーは、革新的技術をエコイノベーションとして提案するための申請ができます。その際には、具体的な試験条件や革新的技術等の実際の使用状況を適切に把握し、CO2排出削減量を正確に測定する方法論を使用する必要があるとされました。
ただし、その一方で敵続きの簡素化も図る必要があることを踏まえて、評価方法を定めることも大切だと考えられます。
概要
規則の整理
規則(EU)2019/631、規則(EU)725/2011、規則(EU)427/2014を廃止し、一つに統合した本規則が制定されます。
適切な申請方法の確立
エコイノベーションの申請には、革新的技術の説明、車両への取り付け方、車両のカテゴリ、燃料の種類などを明記します。
また、革新的技術によるCO2削減を実証するための方法論の提案が含まれる場合や、既に方法論が設定されている場合は、その方法論への言及も必要になります。また、簡略化された方法論の提案も可能です。
それから、2025年以降に空調システムの効率向上をエコイノベーションとして申請できるようにするため、2025年以前からの申請受付を可能にします。
適用日
本規則は、欧州官報に掲載日から20日後に発効します。
また、全体が拘束力を有し、全加盟国に直接適用されます。
目次
第一条 対象
第二条 定義
第三条 エコイノベーションの申請
第四条 革新的技術のCO2削減を実証する方法論
第五条 検証報告書
第六条 申請の完全性および承認決定の検証
第七条 エコイノベーションからの認定CO2削減
第八条 CO2削減の審査
第九条 廃止
第十条 発効
参考情報
規則(EU)2019/631に基づき、乗用車および小型商用車のCO2排出量削減のための革新的技術の承認および認証のための手続きを確立する施行規則(EU)2023/2767
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