2050年までに国内の航空燃料需要の100%を持続可能な燃料へ
2022年09月23日、米国エネルギー省(DOE)は、持続可能な航空燃料(SAF)を製造する新技術を米国の航空業界全体に拡大するための政府全体の戦略を示す包括的計画「持続可能な航空燃料グランドチャレンジ・ロードマップ」を発表しました。
ロードマップは、2050年までに国内の航空燃料需要の100%を持続可能な燃料で満たすためのステップを概説するものとなっています。
ロードマップ
ロードマップはDOE、農務省(USDA)、運輸省(DOT)、環境保護庁(EPA)、連邦航空局(FAA)の協力により作成され、SAF製造のための技術革新を促進し、米国を新興SAF市場におけるグローバルリーダーとして位置づけ、2050年までに炭素ゼロの経済を実現するというバイデン大統領のクリーンエネルギー目標達成を可能にするためのものとされています。
また、同文書は、政府と業界の行動の整合性を確保し、2021年に提携機関によって署名されたSAFグランドチャレンジの目標を達成するために国の政策を調整し、二つの大きな目標を定めています。
■ 従来の燃料と比較して、生活GHG排出量を最低でも50%削減すること
■ 2050年までに航空燃料の需要を100%満たすのに十分なSAFを供給すること
このほかにも、SAFグランドチャレンジの目標には、SAFの供給と最終用途の拡大、コスト削減、持続可能性の向上が含まれています。また、このロードマップは、米国がSAF技術と燃料の輸出国として、他国の航空燃料の脱炭素化を支援する一助となるようにとの目的にも言及されています。
ロードマップが定めるアクション・エリア
ロードマップは、SAFグランドチャレンジの目標である(1)SAFの供給と最終利用の拡大、(2)SAFのコスト削減、(3)SAFの持続可能性の向上に影響を与える可能性のあるすべての活動にまたがる6つのアクション・エリアを示しています。
■ 原料の革新
■ 変換技術の革新
■ サプライチェーンの構築
■ 政策と評価分析
■ 最終用途(End Use)の実現
■ 進捗の伝達と支援の構築
参考
■ SAF Grand Challenge Roadmap: Flight Plan for Sustainable Aviation Fuel Report/DOE
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