法定保証と商業保証を統一表示 EUが新制度を発表
2025年11月06日、消費者が商品購入時に自分の権利を理解しやすくし長持ちする製品を選びやすくすることを目的に以下の通り告知表示が義務化されます。
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法定保証(Legal Guarantee)
販売店が法的に責任を負う最低2年間の保証。
店頭やオンラインでの販売時に**統一通知(notice)で明示が義務化。
不具合があった場合の修理・交換などの手続き方法を記載。
国によっては2年以上の期間を定める場合もあることを明記。 -
商業保証(Commercial Guarantee of Durability)
メーカーが自主的に提供する耐久性保証(全体を対象、2年以上)。
無償提供であることが条件。
商品に統一ラベル(label)を表示。
ラベルには「GARAN」というタイトル、チェックマーク、カレンダー記号、QRコードが入り、保証期間(年数)や追加情報へのリンクを含む。 -
QRコードの活用
EU共通ポータル(Your Europe)へのリンクを設け、消費者が自国の保証制度などを簡単に確認できるようにする。 -
表示形式
店頭や書面ではカラー・白黒いずれも可。
オンライン販売ではカラー表示が必須。
多言語対応でEU全域で統一利用が可能。 -
施行日
2026年9月27日から適用。