自動車による輸送に関連するガイダンス
2022年11月16日、連邦自動車運輸安全局は、自動車による輸送に関連する「ブローカー」および「善意ある代理人」の定義の解釈について、一般および関連業界に通知するために、暫定ガイダンスを発表しました。連邦自動車運輸安全局は、インフラ投資雇用法の内容に伴い、用語をより適切に定義するためにこの措置を講じました。
連邦自動車運輸安全局は、2023年1月17日までこのガイダンスに対するコメントを集め、「ブローカー」と「善意ある代理人」の定義の解釈を明確にし、場合によってはガイダンスをさらに更新する可能性があります。ここでは、「補足情報の目次」「暫定ガイダンスの背景」と「暫定ガイダンスの概要」について記事になっています。
補足情報の目次:
I.市民参加とコメント募集
II.背景
III.本ガイダンスの遵守
IV.暫定ガイダンス
V.パブリックコメントの募集
暫定ガイダンスの背景:
ここでは、「II.背景」の内容を概要としてまとめています。
ブローカー(仲介人)は、合衆国法典(United States Code, U.S.C.)タイトル49の13102(2)で、「自動車運送業者、自動車運送業者の従業員、代理人以外の人物を意味し、本人または代理人として、自動車運送業者による輸送を販売、販売の申し出、交渉、またはその他の方法で販売、提供、または手配する人」と定義されています。
また、タイトル49のCFR 371.2(a)では、「利益のために、認可された自動車運送業者による積荷の輸送を手配する、または手配することを申し出る人」と定義されています。
つまり、ここで定義されている「自動車運送業者」、「運送業者の従業員」、「善意ある代理人」が、法的に輸送を義務付けられた(すでに別の役割で利益を得ている)貨物の輸送を手配することを申し出る場合、ここではブローカー(仲介人)に当たりません。
同じくタイトル49のCFR 371.2(b)で、善意ある代理人は、「自動車運送業者の通常の組織の一部であり、継続的な関係を規定する既存の契約に従って、運送業者の指示の下で職務を遂行する人であり、運送業者と他者との間のトラフィックを割り当てる際の代理人側の裁量を排除する者」と定義されています。
2021年11月15日、大統領はインフラ投資雇用法(Infrastructure Investment and Jobs Act 、IIJA)に署名して法制化しました。
IIJAのセクション23021において、大統領は連邦自動車運輸安全局(Federal Motor Carrier Safety Administration、FMCSA)に対し、IIJAの制定日から1年以内にガイダンスを発行し、タイトル49のCFR 371.2の「ブローカー」および「善意ある代理人」という用語の定義を明確にするよう指示しました。
これは、テクノロジー利用による貨物輸送の仲介業務の形態、代理店や貨物輸送業界などの他の側面、「善意」の役割、などが変化し、法整備もそれに沿う必要があると考えられたためです。
さらに、ガイダンスを発行する際、連邦自動車運輸安全局は、少なくとも
(1)輸送業界における派遣サービスの役割を検討
(2)派遣サービスが「ブローカー」または「善意ある代理人」と見なされる範囲を検討
(3)派遣サービスに適用される合衆国法典タイトル49の14916に基づく不正な仲介活動に対する金銭的罰則のレベルを明確化
する必要があると指摘されていました。
これらの理由から、連邦自動車運輸安全局は、ガイダンスの制定において、利害関係者の意見を取得して検討するために、2022年6月10日に連邦官報通知を発行し、13の特定分野でコメントを求めていました。
暫定ガイダンスの内容:
ここでは、「IV.暫定ガイダンス」の内容を概要としてまとめています。
連邦自動車運輸安全局は、前述の要因を背景として、IIJAの中核的な任務、つまり
①「ブローカー」および善意ある代理人」の定義に関するガイダンスの発行
②運輸業界における派遣サービスの役割の検討、派遣サービスがブローカーまたは善意ある代理人と見なされる事例
③合衆国法典タイトル49の14916で規定された「派遣サービス」に適用される不正な仲介活動に対する金銭的罰則のレベル
をこのガイダンスで明確にしています。
しかし、このガイダンスは法律の効力を持って何かを拘束することを意図したものではなく、単に法律または機関の方針において「表現の明確化」を公表することのみを目的としています。
以下のA~Fの項目で、それぞれの言葉を定義した理由と内容が紹介されています。
A.ブローカーの定義
連邦自動車運輸安全局は、コメントなどを参照し、利害関係者のコメントとブローカー規制における財務責任の重要な役割が考慮されました。そして、連邦自動車運輸安全局は、荷送人と自動車運送業者の間で交換されるお金の取り扱いは、ブローカー権限の必要性を強く示唆する要因であることは明確にするものの、ブローカーと見なされるための絶対的な要件ではない、と考えています。
B. 善意ある代理人の定義
連邦自動車運輸安全局は、コメントを慎重に検討した結果、複数の自動車運送業者を代表することは、必ずしもそのうちの1つが「善意ある代理人」ではなく「ブローカー」であることを意味するわけではないと判断しました。運輸に関連した人がどのカテゴリーに当たるかは事実に基づくとして、個人または会社が自動車運送業者間のトラフィックの割り当てに従事しているかどうかが判断基準となる、としています。
その他、
「C. 派遣サービスの役割」
「D.派遣サービス:ブローカーまたは善意ある代理人」
「E. 仲介業者の権限を必要としない派遣サービス」
「F. ブローカー権限を必要とする派遣サービス」
「G. 罰金」
がこのガイダンスで定義されています。
参考:
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