2022.12.25
中国|「電力二次システムの安全管理に関する規程」の通達
電力システムにおける安全運行を実現する
2022年11月17日、国家エネルギー局が「電力二次システムの安全管理に関する規程」の通達(2022年92号)を公示しました。電力システムにおける安全監督管理を強化し、電力二次システムの安全管理の有効性を高め、電力産業の安全かつ質の高い発展を実現すること意図されています。
「電力二次システムの安全管理に関する規程」の具体的な内容および要点
背景
本規程は、「中国電力法」、「中国ネットワーク安全法」、「電力監督管理条例」、「重要情報インフラ安全保護条例」および「電力監視システム安全防護規定」等の関連規程に基づいて制定されました。電力二次システムの安全管理を強化し、電力システムの安全かつ安定な運行を確保することを目的としています。
適用範囲
第2条によれば、本規程は送電系統発信機関、電力事業者、関連する電力使用者およびその他の関係単位が、二次電力システムの安全管理を行うときに適用されると規定されています。
建設管理に関する事項
本規程の第2章では、建設管理に関する事項は以下のとおり明記されています。
・二次システムの建設計画は国および業界の関連技術基準と規程に従わなければなりません。
・二次システムのネットワーク安全防護は「電力監視システム安全防護規定」の要求を満たさなければなりません。
・二次システムの建設が完了した場合、該当監理部門は関連品質評価報告書を発行しなければならず、ネットワーク関連二次システムはスケジューリング機構に確認されなければならなりません。
「電力二次システムの安全管理に関する規程」ー第2章
運行メンテナンス管理に関する事項
本規程の第3章では、運行メンテナンス管理に関する事項は以下のとおり明記されています。
・電力企業および関連電力ユーザーは、国家、業界標準とスケジューリング機構の関連規程、管理制度に従って二次システムの定期検査と日常メンテナンスを実施しなければならなりません。
・電力企業および関連電力ユーザーは、二次システムの安全二重防止システムを構築し、二次システム安全リスクの管理を強化しなければならなりません。
・電力企業および関連電力ユーザーは、二次システムネットワークの安全監視を強化しなければなりません。ネットワークに危害を及ぼす事故が発生した場合、直ちに対応し、スケジューリング機構に報告しなければならなりません。
「電力二次システムの安全管理に関する規程」ー第3章
「電力二次システムの安全管理に関する規程」の解説
制定背景
近年、電力システムの構造の複雑化につれ、スケジューリング対象はさらに多元化し、ネットワークの利用範囲は拡大しつつあります。
したがって、電力二次システムの安全管理の状況は大きく変化し、電力二次システムの安全管理レベルをさらに高め、電力安全生産を強化し、電力システムの安全かつ安定した運行を保証するために、電力二次システムにおける計画・建設管理、運転・保守管理等の要項を制定必要があると判断し、「電力二次システムの安全管理に関する規程」が制定されることとなりました。
制定内容
スケジューリング機構の技術監督職責を明確にし、二次システムの安全管理状況の書面報告制度を確立することは主な制定内容として挙げられます。
また、本規程の適用範囲を拡大し、電力二次システムにおけるネットワーク安全保護に関する事項を追加し、ネットワークセキュリティの監視強化が意図されています。
参考
1.「電力二次システムの安全管理に関する規程」/国家エネルギー局
2.「電力二次システムの安全管理に関する規程」
3.「電力二次システムの安全管理に関する規程」の解説
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