EU加盟国からEU予算への新しい拠出金:非リサイクルプラスチック包装廃棄物から計算
2022年09月06日、欧州委員会は、非リサイクルプラスチック包装廃棄物の報告書の形式(草案)を提案し、意見募集を開始しました。
2021年01月01日、欧州委員会はプラスチック包装廃棄物汚染を減らす目的で、EU各国に非リサイクルプラスチック包装廃棄物の量に基づいて2021-2027のEU予算への拠出金(National contributions)支払いを課すことを決定していました。
ここでは、「背景」「草案の詳細の確認方法」を記事にしています。
背景:
2021年01月01日、「EU各国は非リサイクルプラスチック包装廃棄物の量と質に基づいて2021-2027のEU予算へ拠出金を支払うこと」が決定されました。(参考1)。この規制は、地球環境と住民を守りながら工業を促進することを目的として2018年1月に表明された欧州のプラスチック廃棄物戦略(参考2)に沿って制定されました。
この規制により、EU加盟国は包装廃棄物を削減しプラスチックのリサイクル進めること、さらにはプラスチック包装廃棄物汚染を減らすための最も適切な政策を取ることを期待されています。また、欧州経済全体が資源の循環を優先する方針に基づいて活性化されることも期待されています。
草案の詳細の確認方法:
この草案の提示(参考3)は、非リサイクルプラスチック廃棄物の量に基づいて国家貢献を計算するために必要な統計データを報告するための「報告書フォーマット」を定めることを目的としています。
参考3では、「報告書に含めた項目の理由」などが記載されている「実施規則草案(英語版)」と実際の報告書のフォーマット(草案)が提示してある「附属書(英語版)」がDraft implementing regulationもしくはAnnexという名前のファイルとなってダウンロードすることができます。このフォーマットは、2023年第1四半期より使用する予定となっています。
実施規則草案の大まかな内容:
■ 拠出金は、既存の報告義務の下で収集されたユーロスタットデータ(Eurostat data)に基づいて計算されます。具体的にいうと、2021年4月30日に制定されたプラスチック包装廃棄物に基づく拠出金の計算に関する理事会規則(EU、Euratom)2021/770と、非リサイクルプラスチック包装廃棄物に基づく拠出金の計算に関する2021年4月30日の理事会規則(EU、Euratom)2021/770に則り、計算されます。
■ この規定において、EU予算として利用できるようにするための方法と手順、措置、等についても規定されています。
■ 規則(EU、Euratom)2021/770の第5条5項に従い、加盟国は、発生したプラスチック包装廃棄物、再生プラスチック包装廃棄物、非リサイクルプラスチックのキログラム単位の重量に関する統計データを欧州委員会に送付しなければならなくなります。
■ プラスチック包装廃棄物の発生量とリサイクル量に関するデータは、国別拠出金の計算の基礎となるものであるため、データの比較可能性、信頼性、網羅性を高めることが必要です。例えば、データの比較可能性を高めるためには、報告形式を統一することが行われます。
■ この規則への報告が、以前表明していた内容や包装および包装廃棄物指令94/62/EC(参考4)に従って報告されたデータとの差異があった場合、加盟国はその差異の理由も説明する必要がでてきます。
参考:
参考1:非リサイクルプラスチック包装廃棄物に基づく拠出金が導入される
参考2:欧州のプラスチック廃棄物戦略
参考3:EU予算のための非リサイクルプラスチック包装廃棄物報告書の提案
参考4:包装廃棄物指令94/62/EC
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