タイ| 工業省、タイの電気・電子産業界における規格標準化の立案を急ぐ

タイ| 工業省、タイの電気・電子産業界における規格標準化の立案を急ぐ

IECの戦略的計画に基づき規格を標準化し、輸出業者の取引上の障壁を低減へ

発表の内容

2022年9月20日、タイ工業省のスリヤ工業大臣は「タイが現在取り組んでいる環境問題対策の【BCG経済モデル】と【温室効果ガス排出量ゼロ(NET ZERO】政策を国際市場のニーズ、及び国際電気標準会議(IEC, International Electrotechnical Commission)が「2023年内にSMART規格を整備する」としている戦略的計画へ適合させていくことで電気・電子産業の規格標準化を早急に進めていく。

これは持続的な環境問題への取り組みによりタイの電気・電子産業が国際社会と肩を並べ、国際間貿易で競争するチャンスを逸しないことを目的としている」と発表しました。

国際電気標準会議(IEC, International Electrotechnical Commission)とは1906年に設立され、主にISOで取り扱っていない電気・電子分野の規格や測定方法における国際規格の策定を行う国際標準化機関で1906年に13カ国で発足、中央事務局はスイスのジュネーブに置かれています。

この機関が制定する国際的な規格に国際電気基準規格IEC規格があり、電気・電子技術とその関連分野の発展と世界貿易の促進への寄与を目的とし、各国間の輸出入に対して一定の規定を策定することで安全性の担保や輸出入の効率化を目指すことを可能にしています。

上記、スリヤ工業大臣に続きジュラポン副事務次官は国際電気標準会議(IEC)に関する国内委員会 の議長として下記のように言及しています。

この委員会は業者の利益を守るために政策決定及びIECに係る規定を整備するために設立され、官・民、両組織からの審査員を有している。

例えば、

・エネルギー省代替エネルギー開発・効率化局 (DEDE: Department of Alternative energy)
・国立タイ科学技術研究所(TSTR, Thailand Institute of Scientific and Technological Research)
・タイ王国発電公社(EGAT, Electricity Generating Authority of Thailand)
・タイ電子電機工業協会(EEI, Electrical and Electronics Institute
・タイ工業連盟(FTI, Federation of Thai Industries)

などであり、その中でタイ工業規格委員会(TIS, Thai Industrial Standards Institute)が事務局となっている。

また9月の月例会議において、タイの電気・電子工業製品基準化計画の枠組みが可決された。

工業省 ジュラポン副事務次官のコメント 引用・仮訳

言及された可決内容は以下の通りです。

1.温室効果ガス問題を解決するための方向性を決定するとともに、安全なデジタル社会を支えスマート規格(SMART)の 検証と整備を行い、グローバル市場のニーズに答える

2. 2023 年 3 月に開催される次の理事会においてIEC の代表者を迎え、タイの電気・電子工業規格標準化の指針となるよう、 IECの戦略的計画が提示される

上記に付け加え、工業規格局 バンジョン長官は次のように述べています。

「タイの電子・電気工業分野における規格標準化をプランニングし終えた時、タイ工業規格局はそれをガイドラインとして現場で活用できるよう早急に動いていく。すなわち、設計、製造、そして電気・電子機器の取扱いが同じ方向性を持つものとなり、国際的に認められることとなる。それはタイ輸出業者の国際市場間での取引を促進し、複数の規定が存在することによる取引上の障壁が下がることも意味する。

また、今年10 月 31 日から 11 月 4 日までアメリカ、サンフランシスコで開催される IEC Young Professional プロジェクトにタイ王国発電公社、タイ地方電力庁(PEA, Provincial Electricity Authority)の代表者を派遣。このプロジェクトで得た知識と経験をタイの電気・電子産業にさらに役立てるため、タイの若い世代が国際基準の設定を含んだIECに基づく規格標準化をお互いに体験できる機会となるだろう。」

工業規格局 バンジョン長官のコメント 引用・仮訳

これら発表の中で言及されている国際電気標準会議(IEC, International Electrotechnical Commission)、SMART規格、BCG経済モデルについては下記参考のリンクに詳しく説明されています。併せてご確認ください。

SMART規格とは?

IECが整備を目指しているSMART規格とは”Standards Machine Applicable, Readable and Transferable”を略したものです。「機械による適用、読取り及び移動転送が可能な規格」を意味し、規格の適用方法に関して紙媒体の使用を脱却、システム上で機械が読み込むことでの適用を目指した規格で、現在、IECとISOが積極的にその開発に取り組んでいます。

タイの電気・電子産業の規格標準化はこの動きも念頭に置いたものになっていくことになるようです。

参考

IEC規格 日本貿易振興機構(JETRO)

SMART規格とは 日本規格協会グループ(JSA GROUP)

Bio-Circular-Green(BCG)経済モデルにより経済の回復を目指すタイ 科学技術振興機構

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