FMCSA、「派遣サービス」と呼ばれる事業体の役割と活動、そして無許可の仲介サービスに対する罰則のレベルに関する最終ガイダンス
2023年6月16日、運輸省(DOT)の連邦自動車運送業者安全局(FMCSA)はインフラ投資雇用法(IIJA)の義務に応えて、自動車による輸送における「ブローカー」および「善意のエージェント」の定義に関するFMCSAの解釈について、公的に通知し最終ガイダンスを発行しました。ここでは、「背景」「内容」について記事になっています。
背景
2021年11月15日、バイデン大統領はインフラ投資雇用法(Infrastructure Investment and Jobs Act、IIJA)に署名しました。IIJAでは、運輸省(Department of Transportation、DOT)の長官は、自動車運送業者安全局(Federal Motor Carrier Safety Administration、FMCSA)を通じてIIJA制定日から1年以内に、「ブローカー」と「善意の代理人」という用語の定義を明確にするガイダンスを発行するよう指示していました。
また、運輸省長官に対し、このガイダンス作成において、貨物仲介サービスの性質(例えばインターネットなどのテクノロジー)、善意の代理人の役割、貨物輸送業界のその他の側面(業界で発生した詐欺、サプライチェーンの乱用、貨物の盗難、二重仲介、および資金の不正流用)がどの程度変化するのかを考慮しなければならない、としていました。
さらに、FMCSAはガイダンスを発行する際、
(1)運送業界における配車サービスの役割を検討し、
(2)配車サービスがブローカーまたは善意の代理人と見なされる範囲を検討し、
(3)配車サービスに適用される無許可のブローカー行為に対する金銭的罰則のレベルを明確にしなければならない、
としていました。
これに伴い、2022年6月9日、FMCSAは連邦官報告示を通じて利害関係者の意見を募集しました。そして、2022年11月16日、FMCSAは、連邦官報で意見を反映した暫定ガイダンスの通知を発表し、同時に発効していました。それに対して、議会はFMCSAに対し、2023年6月16日までにガイダンスを確定するよう指示していました。
2023年3月より約1か月、FMCSAはミッドアメリカ・トラックショーの期間中のリスニングセッションなどで意見募集を行いましたが、このガイダンスに言及した意見はありませんでした。このため、FMCSAは暫定ガイダンスが適切であると判断してそれを採用し、最終ガイダンスとしています。
内容
FMCSAはこのたび、「派遣サービス」と呼ばれる事業体の役割と活動、およびそのような事業体が提供する無許可の仲介サービスに対する罰則のレベルに関するガイダンスを含め、「ブローカー」と「善意の代理人」の定義に関する最終ガイダンスを発表しました。
具体的には、以下の6つのことを最終ガイダンスとしています。
(1)ブローカーの定義
(2)善意の代理人の定義
(3)運送業界における派遣サービスの役割
(4)派遣サービスがブローカーとして行動しているのか、善意の代理人として行動しているのかを判断する方法
(5)派遣会社がブローカー権限なしで提供できるサービス
(6)派遣会社が提供するためにブローカー権限を取得しなければならないサービス
加えて、最終ガイダンスでは、無許可の仲介サービスに対する金銭的罰則のレベルも明確化しました。
このガイダンスは法律の効力を持つものでも、一般市民をいかなる形かで拘束するものでもなく、既存の要件に関する情報を一般市民に提供することのみを意図されています。この最終ガイダンスとしてアップデートされた内容は、2023年6月16日より発効されます。
参考
ブローカーと善意代理人の定義
注目情報一覧
新着商品情報一覧
調査相談はこちら
概要調査、詳細調査、比較調査、個別の和訳、定期報告調査、年間コンサルなど
様々な調査に柔軟に対応可能でございます。
- ●●の詳細調査/定期報告調査
- ●●の他国(複数)における規制状況調査
- 細かな質問への適宜対応が可能な年間相談サービス
- 世界複数ヵ国における●●の比較調査 など