米国|連邦自動車安全基準;後部衝撃ガード;後部衝撃保護

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米国|連邦自動車安全基準;後部衝撃ガード;後部衝撃保護

NHTSA、上記の基準を含む最終規則「後部衝撃ガード」および「後部衝撃保護」の再検討を求める請願書を拒否

2024年07月15日、乗用車がトレーラーやセミトレーラーに後部から衝突する際に起こるアンダーライド(underride)からの保護に関するNHTSAの基準が更新されました。具体的には、時速56km(時速35マイル)でトレーラーの後部に衝突した際、小型(コンパクト)およびサブコンパクト乗用車に乗っている人を保護するために、トレーラーやセミトレーラーの後部衝撃ガードに十分な強度とエネルギー吸収を義務付けた連邦自動車安全基準(FMVSS)第223号「後部衝撃ガード」およびFMVSS第224号「後部衝撃保護」を改正する最終規則が発表されています。

2024年06月27日、上記の最終規則の再検討を求める、Advocates for Highway and Auto Safety、Truck Safety Coalition、Citizens for Reliable and Safe Highways、およびParents Against Tired Truckersが提出した請願書を、運輸省(USDOT)の道路交通安全局(NHTSA)が問題点を回答した上で、拒否したことが発表されました。

連邦自動車安全基準(FMVSS)とは

連邦自動車安全基準(Federal Motor Vehicle Safety Standard、FMVSS)は、自動車の設計、構造、性能、耐久性の要件、および自動車の安全に関わる各設備、システム、および設計機能を規制しています。FMVSSは、車両規制調和世界フォーラムによって設計された国連規則のいわゆる米国版となっています。

1966年の国家交通・自動車安全法(National Traffic and Motor Vehicle Safety Act)の法定認可に従って、米国運輸省(U.S. Department of Transportation、USDOT)の道路交通安全局(National Highway Traffic Safety Administration、NHTSA)によって成文化され施行されています。FMVSSの要件は定期的に更新され、年々厳しくなっています。このような自動車に関する規則は、米国を除くほとんどの国で程度の差こそあれ採用されています。

最終規則の背景と内容

2022年1月の国家道路安全戦略において、USDOTは5つの主要目標(より安全な人々、より安全な道路、より安全な車両、より安全な速度、事故後のケア)を設定しています。そして、USDOTのNHTSAはこの目標を達成するために、新規製造のトレーラーおよびセミトレーラーの後部衝撃ガードに関する既存の要件を更新し、2022年07月15日に最終規則を発行していました。トレーラーまたはセミトレーラーの後部に衝突した場合、小型乗用車は約50〜100%の部分がトレーラーまたはセミトレーラーの後部下側に潜り込んで重なってしまいます。

このような衝突(後部アンダーライドという)から小型乗用車を保護する目的で、2022年07月15日、カナダ運輸省の後部衝撃ガード基準と同等の要件を持つNHTSAの安全基準が採用され、最終規則が更新されました。この最終規則における基準では、時速56キロメートル(km/h)(時速35マイル(mph))でトレーラーの後部に衝突した場合、小型およびサブコンパクト乗用車に乗る人を保護するために、後部衝撃ガードが十分な強度とエネルギー吸収を持つことが義務付けられています。

嘆願書とそれへのNHTSAの回答の内容

2022年08月25日、Advocates for Highway and Auto Safety、Truck Safety Coalition(TSC)、Citizens for Reliable and Safe Highways(CRASH)、Parents Against Tired Truckers(PATT)によって、連邦自動車安全基準への嘆願書が提出されました。この請願書で以上の4団体は、「NHTSAが最終規則に使用したデータの数が少なく、深く分析されていない」とし、最終規則に同意できないと主張しています。

また、NHTSAは30%の部分が重なってしまうオーバーラップ衝突条件のために設計された後部ガードの詳細を明確にしておらず、嘆願書の提出者らは、最終規則によって定められた要件は「不適切で危険」であるとコメントしました。また、最終規則が公共の利益に適していないと主張し、発効日の停止も要求していました。

しかし、今回上記の最終規則再考を求める4団体からの請願書は、NHTSAによって上記の部分に関する説明が回答され、拒否されました。

このことから、連邦自動車安全基準(FMVSS)第223号「後部衝撃ガード(Rear impact guards)」およびFMVSS第224号「後部衝撃保護(Rear impact protection)」を改正する最終規則は2023年01月11日より発効され、2024年7月15日が遵守日となることに、変更はありません。

参考情報

連邦自動車安全基準;後部衝撃ガード;後部衝撃保護

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