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第一読会継続中

多くの企業が注目するEUの電池規則案の動向について、2023年03月27日時点までの情報をお知らせいたします。

ステータス

■ 第一読会:欧州議会の立場決定待ち

・2022年12月に欧州委員会、EU理事会、欧州議会の非公式三者会合(Trilogue)の暫定合意がなされたことが報じられ、01月18日には、そのフルテキストの内容が明らかになりました。

・01月18日:EU理事会事務総局から欧州議会専門委員会(ENVI)へレターを送付
→ 欧州議会での正式な立場決定を要請(非公式会合で合意し、事務総局も承認した妥協案のフルテキスト付)

・01月23日:欧州議会専門委員会でも妥協案を承認

・03月17日:電池規則案の法的根拠の正当性に関するレターの公表
→ 2022年12月にENVIが法務委員会(JURI)へ電池規則案の法的根拠の妥当性について意見を提供するよう要請。
→ JURIは2023年2月28日で検討 → 03月06日に議長宛レターを作成 → 03月17日公表

※この動きは、電池規則案の根拠にTEFU第192条(1)を追加してもよいかという点であり、事業者に係る法的要件の修正ではないため、参考まで。

見通し

■ 「電池規則案はいつ公布される見通しか」という質問が多々届いています。

■ 暫定合意について報じられてから、当社講師が内外3度の講演を行い、多数を質問に回答してまいりました。

■ 過去の法形成過程の例から、欧州議会の立場決定から官報公布までのスケジュールをいくつか紹介し、早ければ4月くらいにも、というコメントも入れてきましたが、上記の03月公表の動きにみるように、このような要請・検討が入ったりすると、公布の見通しは先へ修正する必要があるでしょう。

■ 見通し修正:2023.Q2~Q3

※ なお、見通しの確度を上げるためにはいくつかのアプローチが考えられます。
個別調査にて対応・提案可能でございますので、お気軽にお問い合わせください

ご案内

特にご質問・ご要望が多い案件について、個別対応のご案内です。

EU電池規則案 妥協案フルテキストの和訳解説

■ 欧州委員会の案と比較して、暫定合意後の案の内容は、非常に大きな違いがあります。
これ以上は大きな修正はないだろうという見通しで、和訳のご相談・ご依頼をいただく例も増えております。

■ 当社では、和訳の一般販売の予定はございませんが、個別の調査対応という形で和訳解説の提供には対応しております。その際、ワードあたり〇円という翻訳単価ではなく、調査扱いでの見積りとしていますので、他の翻訳業者様に依頼するよりも安価に依頼でき、また、解説も付記することが可能です。

■ 妥協案フルテキストの和訳解説の御見積をご希望の方はこちらまでお知らせください。

EU電池指令における「リサイクル効率水準」算出方法の和訳解説

■ EU電池規則案についての調査対応や講演において、最も多い質問の一つは「リサイクル」と「リカバリー」の計算方法についてです。両者の違いは何か?という質問も多いですが、定義からでは判然としないところもあるため、結局のところ、それぞれがどのように算出されるのか、という点が焦点となります。

■ しかしながら、電池規則案では、具体的な算出方法は委任法や実施法で定めるという仕組みとなっており、規則が公布された後、数年後に公布されるであろうそれらの下位法令を待たねばなりません。

■ 但し、参考情報としてであれば、電池指令のもとでの考え方が有用です。

■ 電池指令には、「リカバリー水準」に関する要件は存在しませんが、「リサイクル効率水準」に関する要件は存在していました。そして、その計算方法についても下位法令や参考資料が存在しています。

当社では、当該法令の和訳に加え、参考資料に基づく解説も付記した和訳解説を提供可能です(一般販売の予定は、現状ございません。)こちらも、ワードあたり〇円という翻訳単価ではなく、調査扱いでの見積りとしていますので、他の翻訳業者様に依頼するよりも安価に依頼でき、また、解説も付記することが可能です。

■ 電池指令における「リサイクル効率水準」計算方法の和訳解説の御見積をご希望の方はこちらまでお知らせください。

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その他、多種多様な調査、解釈依頼、和訳解説等に対応しております。お気軽にお問い合わせください。

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