中国|新エネルギー自動車廃動力電池総合利用業界規範条件(2024年版)
新エネルギー自動車廃動力電池総合利用業界規範条件(2024年版)
2024年12月23日、中国工業情報化部は「新エネルギー自動車廃動力電池総合利用業界規範条件(2024年版)」を公表し、2025年1月1日から施行します。「新エネルギー自動車廃動力蓄電池総合利用業界規範条件(2019年版)」、「新エネルギー自動車廃動力蓄電池総合利用業界規範公告管理暫定弁法(2019年版)」(工業情報化部2019年第59号公告)は廃止となります。
新エネルギー自動車廃動力電池の総合利用業界の管理を強化し、廃動力電池の総合利用レベルを高めることが意図されています。この文書は業界技術の発展を促進するためのガイド性文書であり、強制ではありません。
背景には、「中国循環経済促進法」、「中国固体廃棄物汚染環境防止法」などの関連法令が位置付けられています。
適用範囲
この文書は中国国内ですでに建設を終了し、生産を始めた総合利用企業に適用されます。
総合利用とは?
総合利用とは、新エネルギー自動車の廃棄動力電池に対して測定、分類、分解などの処理を行い、関連規格に合致する電池製品を製造する過程を指します。廃動力電池に対して分解、選別、製錬(または材料修復)などの処理を行い、再利用を行う過程も指します。
事業者と関わる要項
- この文書は新エネルギー自動車廃電池の処理再利用に対する要求をさらに細分化し、追加で「自動車用動力電池回収利用 分解規範」(GB/T 33598)、「自動車用動力電池回収利用 階段利用第3部:階段利用要求」(GB/T 34015.3)、「自動車用動力電池回収利用 階段利用 第4部:階段利用製品標識」(GB/T 34015.4)、「自動車用動力電池の回収利用 再生利用 第3部:放電規範」(GB/T 33598.3)、「自動車用動力電池の回収利用 単体分解技術規範」(QC/T 1156)などの標準要求を引用しています。
- この文書は総合利用過程の各段階及び製造技術に対して具体的な要求を出しています。例えば、破砕分離段階における電極粉料の回収率、不純物となるアルミニウムの含有量、不純物となる銅の含有量、および製錬段階のエネルギー消費量など。
- 企業は新エネルギー自動車動力電池追跡管理に関する要件に従って、追跡システムを構築しなければなりません。
- 企業はプロジェクトの省エネ評価を展開し、エネルギー使用審査制度を確立し、必要なエネルギー計量器具を配備しなければなりません。
- 企業は「自動車動力蓄電池符号化規則」(GB/T 34014)及びリチウム電池符号化規則の関連法規に従って製品のコードを作成すべきですが、もとの動力電池コードを保留しなければなりません。
- 企業は「汚染物排出許可管理条例」、「固定汚染源の汚染物排出許可分類管理目録」と「汚染物排出許可証の申請と発行に関する技術規範 廃棄資源加工業界」(HJ 1034)などの法規制に従って、汚染物排出許可証或いは汚染物排出登録表を取得すべきです。
- 再生利用企業は「中華人民共和国クリーン生産促進法」に従って定期的にクリーン生産審査を展開し、検収に合格しなければなリません。
- 中国は続々と「汚染物排出許可管理条例」、「企業環境情報開示管理方法」、「廃棄リチウムイオン動力蓄電池処理汚染防止技術規範(試行)」、「電気自転車用リチウムイオン蓄電池安全技術規範」などの規制を公布/実施し、総合利用企業の環境保全、製品品質などに対し新たな要求を出しました。これらの要求は本文書にも反映されています。
目次
第一章 総則
第二章 企業の配置とプロジェクトの場所
第三章 総合利用能力
第四章 製品品質
第五章 環境保全
第六章 安全生産及び健康
第七章 社会的責任及び職業教育
第八章 監督管理
第九章 附則
参考
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