2025.09.28
中国|国家標準「データセンター節水管理規範(意見募集稿)」に対する意見募集の通知
国家標準「データセンター節水管理規範(意見募集稿)」に対する意見募集の通知
2025年08月13日、中国全国節水標準化技術委員会は「データセンター節水管理規範」の意見募集稿を公布し、意見募集を開始しました。意見提出の期限は2025年09月30日になっています。
背景
中国は水資源が極めて不足している国です。データセンター業界は生産性サービス業の代表的な業界であり、用水量が多いという特徴があります。中国におけるデータセンターの年間電力消費量は社会全体の電力消費量の約2%を占めています。「データセンターグリーン低炭素発展特別行動計画」など一連の政策文書が相次いで公布され、データセンターに対してエネルギー効率、水利用効率、再生可能エネルギー利用などの分野での目標と任務を明確に提示しています。
適用範囲
この標準はデータセンター節水管理に関する基本要求、用水システム及び節水制度の要求を規定しています。該当標準はデータセンターの節水管理に適用されます。
主要内容
一、用水システム
(一)一般規定
データセンターの用水は生産用水(機械室の冷却、加湿、設備メンテナンスなど)と非生産用水(事務/生活用水)に分類され、非生産用水は水資源利用効率(WUE)の計算対象に含まれていません。機械室の冷却用水は優先的に再生水などの非通常水源を使用し、用水システムには腐食に強い配管材料を使用して漏洩損失を低減し、冷水システムなどに水質監視装置を設置し、水質はGB/T 29044の規定を満たさなければならず、基準を超えた場合は対処措置を講じなければなりません。
(二)各システムへの要求
- エアコン循環水:冷水システムでは、補給水量の消費は水容量の1%で計算されます。冷却水システムには節水型冷却タワーを使用し、温度制御、濃縮倍数の調整(通常水源の場合は5以上である)を通じて損失を低減し、補給水量を統計対象に含み、液冷システムの過流量はニーズに応じて設定します。
- 加湿用水:年間消費水量は付録B.6に基づいて計算し、自動制御システムを配置し、水質は基準を満たさなければならず、再生水の使用を禁止します。
- 事務/生活用水:節水器具の設置率は100%(CJ/T164などの基準を満たす)で、共同使用の手洗い器には感应式蛇口を使用し、給水タンク(水槽)には水位制御及び溢流警報装置を設置します。
- 緑化用水:優先的に非通常水源を使用(再生水は GB/T 25499 の規定を満たす)し、節水型潅漑方式を採用し、優先的に耐旱性植物を選択します。
- 非通常水源の利用:冷却排水を回収して利用し、関連する利用施設を設置し、エアコン凝縮水を単独で回収して再利用し、再利用前に処理を行い、水質を監視します。
二、節水制度
(一)制度体系
データセンターは完全な水資源管理体系を構築しなければならず、組織体制、規章制度及びプロセスを含み、専門の節水部門を設置して職責を明確にし、給排水の水質、水量に対して目標管理を行います。
(二)計量統計
用水の種類ごとに個別に計量し、データは異なる時間/空間スケールで統計します。毎年 WUEを計算し(計算方法は付録B.1をご参照、数値は付録B.2の要求を満たす)、電子化されたエネルギー効率プラットフォームを構築して用水消費データをリアルタイムで収集し、用水ファイルの完全性と正確性を保証します。
(三)日常管理とメンテナンス
定期的に給水システムなどの点検を行い、漏洩損失率は 2% 未満とします。月平均取水額が2000m³以上の場合、5年ごとに水平衡試験を実施し、2000m³未満の場合、3年ごとに用水合理性分析を行います。用水量が大きく変動した場合は、原因を調査して調整します。液冷システムには漏水検知ケーブルと集水皿を設置し、不凍液を含む媒体の直接排出を禁止します。
目次
1.適用範囲
2.規範的引用文書
3.用語及び定義
4.基本要求
5.用水システム
5.1 一般規定
5.2 エアコンシステム循環冷水
5.3 エアコンシステム循環冷却水
5.4 加湿用水
5.5 事務/生活用水
5.6 緑化用水
5.7 非通常水源の利用
6.節水制度
6.1 制度体系
6.2 計量統計
6.3 日常管理とメンテナンス
6.4 宣伝と教育
付録 A(資料的付録):データセンター用水基本状況表
付録 B(規範的付録):データセンター用水計算式
付録 C(規範的付録):データセンター節水評価指標
参考情報
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