強制国家標準「化学品安全ラベル作成規定」(意見募集稿)に対する意見募集
2025年08月14日、中国工業情報化部は「化学品安全ラベル作成規定」(意見募集稿)を公開し、意見募集を開始しました。意見提出の締切日は2025年10月12日になっています。この標準が公布されてから、GB15258-2009「化学製品安全ラベル作成規定」は廃止されることになります。
今回の改正において、国連GHS(第10版)における「ラベル」に関する内容は引用されています。
主な変更点
一、ラベル要素
ラベルには化学製品の表示、ピクトグラムなど9つの要素を含むことを明確にし、コア変更点は「危険化学製品安全情報コード」の新設であります。新設の目的は「一書一ラベル」がサプライチェーン末端での伝達に関する問題点を解決することです。例えば一部企業が伝達/提供する「一書一ラベル」の内容及び形式が主管部門に提出したものと一致しないこと、一部企業が製品販売時に下流ユーザーに「一書一ラベル」を積極的に提供しないことなどが挙げられます。その根拠はGHS第10版における非標準化情報及び補足情報の使用に関する規定です。
二、ラベル要素の順序
ピクトグラム、警告語、危険性に関する説明文、予防説明の順序に対して、修正を行いました。
- ピクトグラムの順序:GHSの最新規定に基づき、GB12268に収載されていない化学品について、主要な危険性の分類を決定する際に「減感爆発物」の分類を新たに追加しました。
- 用語の調整:旧標準に使用された「シグナルワード」を「警告語」に変更し、「化学製品安全技術説明書 内容及び項目順序」(GB/T 16483-2008)と一致しています。
- 危険性に関する説明文の最適化:危険性に関する説明文の順序規定を整備し、GHS の最新要求に基づき、危険性に関する説明文の統合ルールを新たに追加しました。
三、小包装化学品のラベル
容量が100mL以下の小包装化学品に対し、簡略化ラベル及び折りたたみ式ラベルを採用できることを規定し、具体的な内容は以下の通りです。
- 簡略化ラベル:「容量5mL以下の小包装化学品」に関する規定を新たに追加しました。根拠について、一つは米国の「危害情報伝達標準」(HCS)における容量が 3mL 未満の小包装化学品に対するラベル要素の免除に関する最新規定です。また、小包装化学品の多くが試薬であり、「化学試薬 包装及び標識」(GB 15346-2012)によって、その一般的な仕様は0.5mL、1mLなどであり、包装にラベルの貼付が困難で、その内容もはっきり見えないため、5mLを免除仕様とします。
- 折りたたみ式ラベル:GHS第10版の規定に基づきこの内容を新たに追加しました。
四、ラベルの作成要件
ラベルの作成、色、サイズ、印刷などの内容を含み、「危険化学製品安全情報コードの印刷要件」を追加しました。
五、ラベルの使用方法及び注意事項
主に2点の変更があります。一つは組み合わせ容器の包装に「危険化学製品安全情報コード」に関する要求を新たに追加したことで、もう一つはキット(2種以上の異なる危険化学品を含む包装であり、当該包装全体が 1つの製品として設計され、最小販売単位となる)の安全ラベルに関する使用規定を新たに追加したことです。この2点はいずれもGHS第10版の関連規定に基づき作成されました。
目次
前書き
1.適用範囲
2.規範的引用文書
3.用語及び定義
4.ラベル内容
4.1 ラベル要素
4.2 内容
4.3 小包装化学品のラベル
4.4 安全ラベルの例
5.作成
6.使用
付録 A(資料的)化学品安全ラベルの例
付録 B(資料的)化学品安全ラベルと輸送ラベルの貼付例
付録 C(資料的)キット外装の安全ラベルの例
参考情報
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