EU|EUとASEANを結ぶ航空便の規則と基準を包括的な航空輸送協定でアップグレード

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EU|EUとASEANを結ぶ航空便の規則と基準を包括的な航空輸送協定でアップグレード

欧州とASEAN諸国の11億人を直接つなぐ航空輸送便が拡大され強化される

2022年10月17日、欧州連合と東南アジア諸国連合は、両地域をつなぐ航空輸送数の拡大、直接の接続を強化する目的で、当該航空便の規則と基準を更新する包括的航空輸送協定に調印しました。

この協定は、両地域の全37カ国が航空輸送において公正な競争と社会・環境条件の改善を約束する包括的な目標を設定する、国際航空輸送協定です。この調印により欧州とASEAN諸国の交流が活発になると考えられます。ここでは、「包括的航空輸送協定の調印の背景」「包括的航空輸送協定の内容」が記事になっています。

包括的航空輸送協定の調印の背景:

欧州連合(EU)はすでに、米国、カナダ、カタール、西バルカン諸国、モロッコ、グルジア、ヨルダン、モルドバ、イスラエル、ウクライナ、アルメニアと包括的航空輸送協定を結んでいます。

また、ほとんどのEU加盟国は一部の東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国と二国間航空協定を結んでいます。しかし、複数国同士で包括的な協定を結んでいる場合は少ない状況にあります。ASEANは世界的な経済大国で、航空市場が急成長し、2019年にはEUの貨物において9番目、旅客で16番目の市場となっています。

そこで、EUもしくはASEAN地域に居住する約11億人のビジネス、貿易、観光、人的交流を拡大するために、2つの包括的地域間の航空輸送の活発化が望まれていました。これらの需要から、ヨーロッパとアジア間の航空サービスが高い水準でありながら数を確保できるような枠組みが必要とされていたため、今回の協定の調印にいたりました。

この協定により航空便において公平な競争条件を提供し、双方に新たな航空輸送の機会と経済的利益をもたらすことが期待されています。

包括的航空輸送協定の内容:

2016年より欧州委員会は、ASEANとのEUレベルの航空協定の交渉を始め、2021年6月に最終交渉が終わっていました。

この協定は、ASEAN加盟国とEUおよびその加盟国間の協定で、「ASEAN-EU CATA」と呼ばれ、加盟国間で航空輸送協定として、140以上の二国間航空サービス協定に代わるものです。複数の単一の規則における煩雑な手続きを軽減し、公平な競争条件のもとで各国間の新たな航空輸送が増加し、ASEANとのEU双方に経済的利益をもたらすことが期待されています。

詳しい内容はEU理事会のプレスリリースや欧州連合ウェブサイトの質問・回答集にも記載されていますが、ここではこの協定の主な内容を2点紹介します。

■ EUの航空会社はすべて、EU内のどの空港からでもASEAN諸国のすべての空港に直行便を運航できる。ASEANの航空会社はその逆を行うことができる。

■ EUもしくはASEANの航空会社は、EU加盟国との間で週14便までの旅客便と、両地域を経由して第三国へ何便でも貨物便を飛ばすことができる。

これら協定の内容により、EUおよびASEANの航空会社は、収益性の高いEUまたはASEANの市場を標的とする他国の競合会社と、公平に競争することができるようになると考えられます。

この協定は、2022年10月17の署名をもって適用開始となっています。次のステップとして、ASEAN-EU CATAは、EU加盟国またはASEAN加盟国のそれぞれの手続きに従って批准されます。

参考

■ 欧州連合ウェブサイトの質問・回答集

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