EU|屋外で使用する機器から発生する騒音に関する測定方法の更新案について意見募集
附属書IIIの更新案
2023年05月05日、欧州委員会は、屋外で使用する機器から発生する騒音に関する測定方法の更新案について意見募集を開始しました。06月02日までの意見募集となります。
概要
改正内容は、附属書III「屋外で使用する機器から放出される空気中の騒音を測定する方法」の改正となります。
■ 附属書III「屋外で使用する機器から放出される空気中の騒音を測定する方法」の内容を、技術的進歩や欧州標準化の進展と一致させることが必要。
■ 屋外機器騒音指令の第12条にある許容音響パワーレベルは、2000年に採用された測定方法を用いて制定された。第12条に記載された機器の保証音響パワーレベルが新しい測定方法に従って計算され、それに応じて許容音響パワーレベルが更新されていない場合、両方の騒音値が完全に比較できない可能性があり、騒音測定方法の変更による保証音響パワーレベルの計算値の変動は、機器の適合性の変更につながる可能性がある。
■ したがって、騒音測定方法の変更により機器の適合性に疑義が生じた場合には、比較可能性の観点から、許容音響パワーレベルの設定に用いたのと同じ測定方法による音響パワーレベルの算出を規定することが必要とされた。
■ 適用開始時期は、規則の発行時期から24ヶ月後という案になっている。
屋外機器騒音指令
屋外で使用する機器から環境中に放出される騒音に関する指令(指令2000/14/EC)は、屋外で使用される50種類以上の機器(第12条および第13条、附属書I)による騒音排出の抑制を目的としています。
■ 次のものは対象外: - 非電動アタッチメント(工具)で、個別に市場に投入され、または使用されるもの - 公道、鉄道、航空、水路による物品または人の輸送を目的とするすべての機器 - 警察や軍隊で使用するために設計・製造された機器
■ 製造者または機器を上市する、または使用する者は、以下のことを保証しなければならない。 - 適合性評価を行い、CEマーキングが付された機器の各項目が指令に適合していることを証明する「EC適合宣言書」を作成していること。 - 各機器に、保証された音響パワーレベルを示す消えない読みやすいマークを貼付していること。
■ EU諸国は、機器がこれらの条件に適合していないことを確認した場合、その機器を市場から撤去するか、その使用を禁止しなければならない。
■ ラベル表示は指令の対象となるすべての機器に義務付けられており、以下の内容を含む必要がある。 - 各機器に貼付されたCEマーキング - 1pWに対する音響パワーレベルLWAの詳細(dB(A)単位)
■ EU諸国は、機器に適用される騒音排出規制を監視する責任を持つ届出機関を設置することができる。これらの監視管理は、機器の設計段階と機器の製造段階の両方に適用される。
■ 製造者またはその認定代理人は、市場に出された機器のEC適合宣言書のコピーをEU諸国の関連当局および欧州委員会に送付することが義務付けられている。
LWA:機械が発する音響エネルギー、すなわち音響パワーの尺度。 dB(A):人間の耳で感じるデシベル単位の平均音圧レベル。 1pW:1ピコワット – 音響パワーの国際標準基準値で、この量をデシベルで表現した場合
参考
■ 意見募集ページ/欧州委員会
注目情報一覧
新着商品情報一覧
調査相談はこちら
概要調査、詳細調査、比較調査、個別の和訳、定期報告調査、年間コンサルなど
様々な調査に柔軟に対応可能でございます。
- ●●の詳細調査/定期報告調査
- ●●の他国(複数)における規制状況調査
- 細かな質問への適宜対応が可能な年間相談サービス
- 世界複数ヵ国における●●の比較調査 など