EU|オーガニック認証を受けた事業者等および第三国におけるオーガニック製品に関する管理権限を有する監査機関等の承認及び監督に関する規則を公布
オーガニック認証監査機関の承認手続きに関する規則改正
2023年09月05日、欧州委員会はオーガニック認証を受けた事業者と事業者団体、ならびに第三国におけるオーガニック製品に関する管理権限を有する管理当局と管理機関の承認と監督に関する規則に関する委任規則(EU)2021/1698を一部改正する委任規則(EU) 2023/1686を公布しました。コロナ禍によって監査機関に対する承認スケジュールが遅れていることを考慮し、承認手続きにおいて必要となる証人監査報告書の有効期限を延長します。
背景
■オーガニック製品とは自然環境を尊重し、土壌、水、空気、動植物の健康状態やバランスを維持・改善するための規則に乗っ取って生産された製品です。EUの定めた規則に適合していると認められた製品は主管当局から認証を受けられます。
■規則(EU)2018/848はオーガニック製品の生産およびオーガニック製品のラベル表示について定めたものであり、事業者間の公平な競争環境の創出や消費者のオーガニック製品への信頼の向上を目的としています。
■委任規則(EU)2021/1698は規則(EU)2018/848に対し、認証を受けた事業者や事業者団体が第三国でオーガニック製品に対する監査を実施する能力を承認するための手続きと、その監査機関および監査等について補完しています。
■委任規則(EU)2021/1698第1条では、監査機関として承認を受けるためには提出の2年前以内に実施された証人監査報告書が必要と定められています。
■規則(EU)2018/848第57条によれば、現在有効となっている監査機関および監査機関の承認は、2024年12月31日に期限切れとなります。
■しかし、コロナ禍に起因する第三国の措置が、監査を認証する機関および主管当局による証人監査の実施スケジューリングに悪影響を及ぼしています。認証の期限切れによる貿易の中断を避けるためにも、監査機関の承認に必要な証人監査報告書の有効期間を延長する必要があります。
概要
■本規則は事業者や事業者団体がオーガニック認証を受け、第三国でオーガニック製品に対する監査を実施する能力を承認するための手続と、その監査機関および監査等について定めた委任規則(EU)2021/1698を改正するものです。
■2024年12月31日より前に提出される承認要請に含まれる証人監査報告書の期限について、提出の2年以内から3年以内に変更されます。
■併せて、監査機関が新たな製品カテゴリを監査の対象とした場合は、その製品カテゴリのための新たな証人監査報告書の提出が義務付けられます。
■本規則は欧州連合官報の掲載日から3日後に発効し、全EU加盟国に対して拘束力を有します。
関連法令概要:規則(EU)2018/848
EUにおけるオーガニック製品の生産とラベル表示に関する規則です。
対象になっているのは農業製品やコルク・ウール・綿など農業と密接に関連する製品です。
サプライチェーンに対するチェック体制や遺伝子組み換えを行った製品の使用制限などを定め、事業者間の公平な競争環境の構築とオーガニック製品に対する信頼性の向上を図っています。
参考情報
オーガニック生産およびオーガニック製品のラベル表示に関する規則(EU)2018/848および規則(EC)834/2007の廃止
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