2024.04.10
EU|欧州委員会、エコデザインや環境にやさしい公共調達に関する要求事項、繊維製品に対するEUエコラベル基準の改訂実施を公表
繊維製品に関するエコラベル等の改訂作業
2024年03月07日、欧州委員会は今後のエコデザインや環境にやさしい公共調達に関する要求事項および繊維製品に対するEUエコラベル基準改訂の技術的・科学的根拠となる、繊維製品に関する基準改定の準備研究を進めていることを公表しました。現在、オンライン会議への参加や文書でのコメントの受付を行っています。
背景
繊維製品に関するEUエコラベル基準が制定されたのは2014年です。多岐にわたる繊維製品が対象となっており、持続可能な繊維生産、環境にやさしい生産工程、有害物質の使用制限などの厳守が規定されています。
2022年3月30日には「持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)」の提案が採択されています。「エコデザイン要求事項」というカテゴリーの形成を通して、広範囲に及ぶ性能および情報関連の要求事項を設定し、製品の環境的側面の向上を目指すものです。
また、欧州委員会は「持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)」の提案とともに、特にファストファッションと繊維廃棄物の問題に焦点を当て、繊維製品の耐久性、修理性、リサイクル性の向上に貢献するための「持続可能で循環可能な繊維製品のためのEU戦略」を発表しています。「持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)」の枠組みに位置づけられる繊維製品のエコデザイン要件の設定など、未来を見据えた規定を定めています。
さらに繊維製品のEUエコラベル基準の改訂も発表されています。生産者層に対するエコラベルの普及を通して、消費者が環境に優しい繊維製品を選択するためのわかりやすく信頼できる手段の提供を目指しています。
このような取り組みの履行を支援するため、欧州委員会の共同研究センターによる準備研究は開始されています。
概要
今回公表された準備研究の目的は、欧州委員会が繊維製品に関するエコデザイン要求事項、グリーン公共調達基準、EUエコラベル基準改訂版の導入を検討するための基盤を提供することです。
相乗効果と補完性を得るため、上記3点の改訂プロセスは並行して行われます。欧州委員会の共同研究センターは特定の製品グループの技術・経済・環境アセスメントから成るエネルギー関連製品のエコデザイン手法(MEErP)に沿って、持続可能な製品のためのエコデザイン規制の研究を行います。なお、情報分析についてはEUエコラベル規則に従って行われます。
欧州委員会は、今後の改定作業の参考にするため、製造業者、政府機関、NGO、消費者を含む幅広い登録利害関係者からの意見を募集しています。
関係法令概要:EUエコラベル規則
本規則は自発的な環境制度であるエコに関するラベル制度を定めたものです。
透明性のある基準を設けることで、消費者が環境にやさしい製品を意識的に選択できる環境構築のために制定されました。
EUエコラベルは製品のライフサイクルを全体的に考慮した科学的データに基づき、同じグループの他製品よりも環境負荷が低い製品やサービスに付与されます。
参考情報
注目情報一覧
新着商品情報一覧
調査相談はこちら
概要調査、詳細調査、比較調査、個別の和訳、定期報告調査、年間コンサルなど
様々な調査に柔軟に対応可能でございます。
- ●●の詳細調査/定期報告調査
- ●●の他国(複数)における規制状況調査
- 細かな質問への適宜対応が可能な年間相談サービス
- 世界複数ヵ国における●●の比較調査 など