エネルギーラベリング製品レジストリ(EPREL)の運用規定について
2024年04月02日、欧州委員会はEU市場内に投入された製品のエネルギー効率に関する情報の無料公開等を目的とした欧州エネルギーラベリング製品レジストリ(EPREL)の運用等を規定する実施規則(EU)2024/994を公布しました。
背景
エネルギーラベル規則(EU)2017/1369に基づき、欧州委員会はEU市場内に投入された製品のエネルギー効率に関するデータベースを構築するため、欧州エネルギーラベリング製品レジストリ(EPREL)を導入しています。
欧州エネルギーラベリング製品レジストリ(EPREL)は、
■ EU市場に投入された製品のエネルギー効率に関する情報の一般公開
■ サプライヤーが提供した製品に関する情報を、加盟国の市場監視当局がアクセスできるコンプライアンスシステム
によって構成されています。
運用にあたって、掲載されている情報の信頼性、サプライヤーとして認められる条件、エンドユーザーに適切なサービスを提供するための措置、データの機密性など、具体的な運用手法について定める必要性があると考えられていました。
概要
法人のサプライヤーはトラストサービスプロバイダーが発行する適格証明書に基づくeシールによって、その身元およびEU内で設立されたことを証明する必要があります。代表者のeシールは、当該法人がEUにおいて設立されたことの証拠とならないため、受理されません。なお、自然人であるサプライヤーの場合は、適切なeシールが身元証明の証拠とされます。
また、欧州エネルギーラベリング製品レジストリ(EPREL)の一般公開部分においては、製品の使用やサポートに関連する連絡先詳細を一般的な電子メールアドレスを含めて表記する必要があります。コンプライアンス部分においては、市場監視当局との協力を担う部門の連絡先詳細を表記しなくてはなりません。
サプライヤーは、自らのデータへのアクセス権の管理に対して責任を有することになります。少なくとも1人の担当者がサプライヤー全体を代表し、他のユーザープロファイルとそのアクセス権を管理しなくてはなりません。
欧州委員会は、サプライヤーと市場監視当局が技術的なサポートを受けられるようにヘルプデスクサービスを提供します。サプライヤーとヘルプデスクとの間の文書は問題が解決された後6か月間保管され、市場監視当局は必要に応じて閲覧できます。
目次
第1条 対象および範囲
第2条 定義
第3条 サプライヤーに対する検証要件
第4条 法人の検証
第5条 自然人の検証
第6条 法人による電子的検証を完了するための経過措置
第7条 未検証の供給業者が登録した製品モデル
第8条 サプライヤーの公的窓口およびコンプライアンス窓口
第9条 サプライヤー間の登録モデルの移転
第10条 市場監視当局によるEPRELへのアクセス
第11条 サプライヤーのユーザープロファイルの管理と検証
第12条 製品モデルを識別または区別するために必要なパラメータ
第13条 製品モデルの市場投入及び市場投入の終了
第14条 EPRELにおけるモデル登録へのアクセスの促進
第15条 データ交換モデルとソフトウェアのリリース管理
第16条 メンテナンス、システムの可用性、データの可用性
第17条 データの公開
第18条 EPRELの不適切または不正な使用
第19条 個人データ
第20条 発効および適用
関係法令概要:エネルギーラベル規則(EU)2017/1369
本規則は消費者の購入時における意思決定の支援を目的として、エネルギー効率等に関する製品の情報を提供するものです。すべてのエネルギーに関連する製品はエネルギーの効率性等に基づいてAからGまでランク分けされ、その評価をラベルによって表示されます。
また、欧州委員会は市場監視当局の支援および製品やそのエネルギーに関する情報の一般提供を目的としてデータベースを設立することとされています。
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