米国|ISAM(宇宙におけるサービス、組立、製造)活動に係わる将来の規制化検討のための意見募集

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米国|ISAM(宇宙におけるサービス、組立、製造)活動に係わる将来の規制化検討のための意見募集

FCC・ISAM国家戦略・ISAM活動・規制化検討

2022年09月14日、連邦通信委員会(FCC)は、ISAM(宇宙におけるサービス、組立、製造)活動の進展を促進し障壁を減らすために委員会が取り得る措置など、委員会のライセンスや規則に関わる可能性のある内容について、連邦官報で草案を公表し、意見募集を開始しました。

期限は10月31日までとなっています。

概要

FCCは、宇宙活動が急速に加速しており、社会の様々な分野に新たな機会をもたらしており、そのような中で、新興の宇宙経済における米国のリーダーシップを促進するための取り組みを開始していると説明しています。

そこで今回、ISAM活動に係わる機会や課題を検討することを目的に意見募集期間が設けられました。多くの商業的および非政府的なISAM活動はまだ初期段階にあり、FCCはISAMに関連する技術を含む、あるいは画期的な商業サービスを提供する多くのミッションを認可する役割を担うという位置づけにあります。

例えば、ISAM活動は具体的には衛星への燃料補給、軌道上の宇宙船の検査と修理、デブリの捕獲と除去、宇宙空間での製造による材料の変換などがあり、産業全体の構築、新しい仕事の創出、気候変動の緩和、米国経済、科学、技術、国家安全保障上の利益を促進する可能性を持っているものとして、認識されています。

また、FCCは、ISAMの活動が、宇宙環境と、米国政府、企業、個人が通信、航行、その他の重要な機能を実行するために日々依存している宇宙ベースのサービスの持続可能性に新たな機会と課題をもたらす可能性があるとも指摘しています。そして、それらが発展するにつれ、宇宙活動を導く規範、規則、原則もまた新たな注意を必要とする可能性があることも明記しています。

今回の意見募集では、特に、商業的およびその他の非政府的なISAM活動に関する規制の必要性と、そのような活動が委員会の政策目標および法的義務を促進できるかどうかについて、意見が求められています。

具体的には、委員会のライセンスおよび規則を含む可能性のあるISAM活動、活動を促進する可能性のある我々の規則またはライセンス取得プロセスの更新または修正、ISAM活動のための周波数ニーズ、および地球軌道を超えたISAM活動によってもたらされる規制問題についてなどです。

加えて、軌道上デブリへの配慮を含む、ISAM活動によって影響を受ける可能性のある宇宙安全問題についての意見も募集されています。説明では、ISAMに関連する新しいデブリの発生を最小限に抑える努力だけでなく、既存のデブリを除去するためにこれらの能力を活用する機会についての記録も作成することなどにも触れられています。

ISAM

ISAM(宇宙におけるサービス、組立、製造)活動については、上述の通り、「衛星への燃料補給、軌道上の宇宙船の検査と修理、デブリの捕獲と除去、宇宙空間での製造による材料の変換など」があるとされますが、端的には、「軌道上、輸送中、または宇宙機関の表面で使用される一連の能力を指す」ものして説明されています。

例えば、ISAMのカテゴリの中で、「整備」には、ある宇宙船を使用して別の宇宙船を検査する、他の宇宙船とドッキングし、運用期間を延長するためにステーションを軌道上の場所に維持するなどの支援を行う、または最初の打ち上げ後に宇宙船を修理または修正するなどの活動が含まれるとされています。

これらの活動は、通常、ランデブーおよび近接運用(RPO)と呼ばれる一連の活動である「クライアント」宇宙船に接近し、その近傍で活動するプロセスや、ある軌道から別の軌道への宇宙船の移動、デブリの回収・除去も含まれるといいます。

他方、ISAMの説明にある「組立(assembly)」とは、あらかじめ製造された部品を用いて宇宙システムを構築することであり、「製造」とは、原料またはリサイクルされた材料を宇宙で部品、製品、またはインフラに変換することであると説明されています。

ISAM国家戦略

米国ホワイトハウスは2022年04月に「ISAM国家戦略」を発表しています。そこでは6つの目標が挙げられていました。

1.標準や標準を実装するシステムなど、ISAMをサポートする能力のエコシステムを含むISAMの研究開発を推進すること

2.学術・商業ISAM利害関係者と協力して、地上インフラの拡張を優先し、宇宙ベースのインフラの開発を支援すること。

3.ISAM能力に対する持続的な需要シグナルを提供し、政府の利害関係者と産業界の間の協力を強化することにより、新興ISAM商業産業を加速させること。

4.国際的な協力とコミュニケーションを促進し、ISAM活動のための自主的な国際標準、ベストプラクティス、ガイドライン、規範の策定を支援すること。

5.ベストプラクティスの開発と実施、商業パートナーとの協働による費用対効果の高い スペースデブリの除去、新しい気候科学アプローチの開発により、環境の持続可能性 を優先すること。

6.ISAMに対応した研究を行う学術機関と協力し、カリキュラム開発を支援し、産学連携を促進するための実習を提唱することにより、将来の宇宙労働力(space workforce)を奨励すること。

一部を引用・仮訳

規制に係わる意見募集内容には、例えば、ISAMミッションのための周波数ニーズについて、また、この種のミッションをサポートするためのライセンス・プロセスの明確化または変更があるかどうかについて、衛星整備と軌道上デブリ除去の潜在的な利益を認識し、これらの活動の特定のニーズと、それらがFCCの政策目標と法的義務を促進できるかどうかについてなどの論点が挙げられています。

参考

■ 意見募集/連邦官報
■ ISAM国家戦略/ホワイトハウス

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