国家一次飲料水規制の規則案と意見募集のための公聴会の通知
2023年3月29日、環境保護庁(EPA)は、ペルフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)、ヘキサフルオロプロピレンオキシドダイマー酸(HFPO-DA)およびそのアンモニウム塩(GenX薬品としても知られている)、ペルフルオロノナン酸(PFNA)、ペルフルオロブタンスルホン酸(PFBS)とこれらのPFASの混合物、およびPFOAとPFOSに対する国家一次飲料水規制(NPDWR)および健康ベースの最大汚染物質レベル目標(MCLG)を提示しました。ここでは、「背景」「内容」について記事になっています。
背景:
米国環境保護庁(U.S. Environmental Protection Agency、EPA)は、パーフルオロアルキル物質(PFAS)汚染に取り組み、地域社会を保護するための政策とインフラ資金援助を強化しています。特に、地域社会に安全な飲料水を提供できるようにするために、現在最善の科学を使用し、それを進歩させることに取り組んでいます。2021年3月、EPAは、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)およびペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)を安全飲料水法(Safe Drinking Water Act、SDWA)の汚染物質として規制する最終規制決定を下しました。
EPAは、安全飲料水法のもとで、まだ規制されていない汚染物質の監視プログラムを実施しています。このプログラムでは、10年に一度、監視が必要であると考えられ、しかし規制されていない汚染物質がリストアップされ、モニタリングされます。このモニタリングでは、非規制汚染物質モニタリング規則(Unregulated Contaminant Monitoring Rule、UCMR)に基づき、1万人以上が使用している大規模な水道システムの国勢調査と、それ以下の代表として選ばれた小規模水道システムのサンプルからデータを収集しています。PFHxS、GenX を含むHFPO-DA種、PFNA、PFBSに加え、PFOAとPFOSに関しては、UCMR3で2013年から2015年に行われています。また、EPAはアラバマ州をはじめとする23州の2021年5月までに行われた監視データも参考にしています。これらのデータによるとアラバマ州、コロラド州など約10の州でPFHxS、GenX を含むHFPO-DA種、PFNA、PFBS、PFOA、PFOSの6種もしくはその混合物が検出されていました。
内容:
今回、EPAは、ペルフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)、ヘキサフルオロプロピレンオキシドダイマー酸(HFPO-DA)およびそのアンモニウム塩(GenX薬品としても知られている)、ペルフルオロノナン酸(PFNA)およびペルフルオロブタンスルホン酸(PFBS)とこれらのPFASの混合物について、予備的にSDWAに汚染物質とする規定を発表しました。またこれに伴い、EPAは、これら4種類のPFASとその混合物、およびPFOAとPFOSに対する国家一次飲料水規制(National Primary Drinking Water Regulation、NPDWR)および健康ベースの最大汚染物質レベル目標(Maximum Contaminant Level Goals、MCLG)も提案しました。そして、EPA は、PFOA および PFOS の健康ベースの値である MCLG をゼロに設定することも提案しています。具体的には、以下の点を提案しています。
- 飲料水中のこれらの化学物質を測定し分析する方法などを考慮し、PFOA および PFOS の個別の最大汚染物質レベルを 4.0 ナノグラム/リットル(ng/L)または 1 兆分の 1(ppt)としています。これは、測定の限界値であるため、検出されることはすでにそれを削減するための対処が必要であることを示しています。
- PFHxS、HFPO-DAおよびそのアンモニウム塩、PFNA、およびPFBSの混合物から地域社会の飲料水を守るため、ハザード指数という数値を用いることを提案しています。これは、これらの物質が混合して発生し、排出される可能性があるからです。そこで、EPA は、これら 4 種類の PFAS およびその混合物の MCLG として HI1.0 を提案しました。
EPAは、このNPDWRおよびMCLGを含む翻案について意見を募集しています。最終規則を策定するにあたり、一般からの意見を重要視しています。そのため、書面による意見募集(2023年5月30日締め切り)に加え、EPA は 2023 年 5 月 4 日に公聴会を開催する予定です。
参考:
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