米国|2008年オゾン大気質基準(2008年オゾンNAAQS)において3つのオゾン未達成地域を「厳しい」に再分類するため、改質ガソリン規制を改正し最終規則にする
EPA、ダラス、デンバー、カーン群東部の従来型ガソリン販売を禁止する最終規則と発効日を発表
2023年10月23日、環境保護庁(EPA)は、2008年オゾン大気質基準(2008年オゾンNAAQS)においていくつかの「オゾン未達成地域」を「厳しい(Severe)」として再分類するために、改質ガソリン(RFG)規制を改正し最終規則としました。対象地域は、テキサス州ダラス・フォートワース地域、コロラド州デンバー・ボルダー・グリーリー・フォートコリンズ・ラブランド地域、カリフォルニア州カーン郡東部地域です。ダラスとデンバーの地域の2008年オゾンNAAQSにおける「厳しい」エリアへの再分類は2022年11月07日に発効し、大気浄化法(CAA)に基づき2023年11月07日より地域全体で従来型ガソリンの販売が禁止されます。同様に、カーン群東部地域の再分類は2021年07月07日に発効し、2022年07月07日よりRFG要件が適用されていることとなります。この最終規則により、上記の地域で事業を行う石油精製業者およびガソリン等の輸送や販売業者に影響が及びます。この最終規則は、2023年11月13日より発効されます。
背景
大気浄化法(Clean Air Act、CAA)では、「厳しい(Severe)」に再分類された地域で従来型ガソリンの販売を禁止し、代わりに改質ガソリン(reformulated gasoline、RFG)を販売することを義務付けています。CAAには従来型ガソリンの販売禁止は、再分類発効日から1年後に発効することも記載されています。しかし、2008年オゾン大気汚染防止基準(national ambient air quality standard、2008年オゾンNAAQS)において「厳しい」に再分類された地域については、各州はRFG規則を実施するための州燃料規則を公布していません。したがって、航空機関なども、連邦のRFG要件に対応する州実施計画の改定を提出する必要がありませんでした。
注目すべき内容
2023年10月23日、EPAは、2008年オゾンNAAQSにおいて下記の「オゾン未達成地域」を「厳しい」として再分類するために、RFG規制を改正し最終規則としました。下記の地域で事業を行う石油精製業者およびガソリン等の輸送や販売業者に影響が及びます。この最終規則は、2023年11月13日より発効されます。具体的な地域と日程は以下の通りです。
- テキサス州ダラス・フォートワース地域
「厳しい」エリアへの再分類は2022年11月07日に発効。ガソリン販売禁止は、2023年11月07日より。
テキサス州は、すでにダラス地域の4つの郡を対象地域としていて、RFGが販売されています。今回の最終規則で、NAAQSの非汚染地域の10郡すべてでRFGの販売が義務付けられることになっています。
- コロラド州デンバー・ボルダー・グリーリー・フォートコリンズ・ラブランド地域
「厳しい」エリアへの再分類は2022年11月07日に発効。ガソリン販売禁止は、2023年11月07日より。
- カリフォルニア州カーン郡東部地域
「厳しい」エリアへの再分類は2021年07月07日に発効。ガソリン販売禁止は、2022年07月07日より。
カリフォルニア州法では、州全域でカリフォルニアフェーズ3RFG(CaRFG3)の販売が義務付けられています。EPAは、すでに「CaRFG3規制に適合するガソリンが連邦RFG規制と同等の排出削減効果があること」、および「カリフォルニア州の順守・実施プログラムが、基準達成を保証するために十分に厳格であること」を認めています。そのため、カリフォルニア州の規制が引き続き適用されることとなり、RFG規制の発効の影響は少ないと思われます。ただし、将来的にこの規制が適用されなくなった場合、EPAの連邦 RFG 規制が適用される必要があります。
参考情報
2008年オゾン大気質基準(2008年オゾンNAAQS)において3つのオゾン未達成地域を「厳しい」に再分類するため、改質ガソリン規制を改正し最終規則にする
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