2024.02.29
米国|各消費者製品カテゴリーに対するエネルギーラベル規定の改訂案とテレビのEnergyGuideラベルに関する規則を改定し最終決定
連邦取引委員会(FTC)、洗濯機やテレビなどの製品カテゴリーに貼付されるEnergyGuideラベルの内容を改訂する案を通知
2024年02月02日、連邦取引委員会(FTC)は、消費者製品カテゴリーに対するEnergyGuideラベルの表示要件の変更など、エネルギーラベル規定の改訂を提案し、規則案策定通知(Notice of proposed rulemaking、NRPM)を行いました。空気清浄機、衣類乾燥機、冷蔵を行う製品群、およびポータブル電気風呂のラベル、衣類洗濯機、テレビ、およびいくつかの暖房製品のラベルに関する現行要件の修正を提案しています。また、この修正案についての意見を2024年04月02日まで募集しています。
同日の2024年02月02日、FTCはテレビに義務付けられるEnergyGuide(エネルギーガイド)ラベルに表示された「比較のための範囲」の内容を変更することを発表し、最終規則としました。この改正は2024年05月02日に発効します。
エネルギーラベル規定とは
■ 米国では、消費者がエネルギー効率の高い家電製品を比較検討し、また購入後の消費コストを推測できるようにするために、黄色背景に黒字で記載されていることでおなじみの「エネルギーガイドラベル(EnergyGuide label)」がある事が知られています。ほとんどの主要家電製品(洗濯機、食器洗い機、冷蔵庫、冷凍庫、テレビ、給湯器、エアコン、炉、ボイラー、ヒートポンプを含む)の製造者は、連邦取引委員会(Federal Trade Commission、FTC)の家電製品表示規則(Appliance Labeling Rule)に基づき、このラベルを製品に貼付することが義務付けられています。このラベルには製品のエネルギー消費量やエネルギー効率の概算など主に以下の点が表示され、電化製品に貼付されることが義務付けられています。
- 所属する電化製品カテゴリーの特徴
- 製造者と型番やサイズ
- 年間の推定電気使用量とそこから計算されるエネルギーコスト
- 消費者が競合機種のエネルギー使用量と消費コストを比較できるよう、類似モデルの家電製品のエネルギーコストの範囲(最高値、最低値と当該製品の範囲内での位置)
■ 上記のエネルギーガイドラベルの表示要件は、1975年に制定されたエネルギー政策・省エネルギー法(Energy Policy and Conservation Act of 1975、EPCA)に基づいて、FTCにより、エネルギーラベル規定で施行されています。似たようなプログラムとしてエネルギースターラベルプログラム(EnergyStar labeling program)がありますが、エネルギーガイドラベルが義務であるのに対し、エネルギースターラベルは、家電製品に対してより厳しい効率基準を課す認定方式で、製造者が任意で取得するかどうかを選択できるプログラムとなっています。
FTC、洗濯機やテレビなどの製品カテゴリーに関するエネルギーラベル規定の改訂案を通知
2024年02月02日、FTCは、消費者製品カテゴリーに関するエネルギーラベル規定の表示要件の変更など以下の改訂を提案し、通知しました。
①空気清浄機、衣類乾燥機、冷蔵を行う製品群、およびポータブル電気風呂のラベル要件:現在まではラベル表示が義務付けされていない空気清浄機、衣類乾燥機、冷蔵庫を含む冷蔵関連の製品群、ポータブル電気スパについて新たなラベルを提案
②衣類洗濯機、テレビ、およびいくつかの暖房製品の既存ラベルの内容を修正
③ショールームモデルへのラベル貼付に関する現行要件の修正
④その他の細かい修正
■ FTCは、以上の修正内容についての意見を、2024年04月02日まで募集しています。
■ FTC、テレビに義務付けられるエネルギーガイドラベルの比較可能範囲を新たに公表
■ 同日の2024年02月02日、FTCはエネルギーラベル規則を改正し、テレビに義務付けられるEnergyGuide(エネルギーガイド)ラベルのエネルギーコストの範囲(同じカテゴリーに属する類似モデルのエネルギーコストの最高値と最低値)を新たに公表し、最終規則としました。この改正は2024年05月02日に発効します。
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