EU|F-gas規則案とオゾン層破壊物質規則案の機関間交渉の開始に合意
各規則案は機関間交渉へ
2023年04月05日、EU理事会は、フッ素系温室効果ガスガス(F-gas)とオゾン層破壊物質をそれぞれ規制する規則を改正する規則案について、欧州議会等との機関間交渉を開始する内容に合意したことを報じました。これらの規則案は、パリ協定に沿って世界の気温上昇を抑制することが目的とされています。
概要
ODS
■ 改正案は、物質が許可された時点の製品に含まれるODSが大気中に放出されることを防止するもので、特に建設・解体廃棄物から特定の種類のODS発泡体を回収し、破壊または再利用するという明確な要件が含まれている。
■ また、違法な取引を回避するために、廃止された割当や登録の要件、廃止された禁止事項の免除の一部を削除することを目的としている。
■ さらに、環境分野における既存の貿易規則と整合させるために、ライセンスシステムを近代化し、貨物ごとに自動で税関検査を行うことを可能にする内容を含む。
■ 理事会は、不正行為の増加を避けるために登録制を維持しつつ、必須の実験・分析用途に関する規定を適合させることで行政負担を軽減することに合意した。
■ 重要な用途の回収・再生・再利用されたハロンの輸出入の場合、期限を設けるなど明確化がなされた。
F-gas
■ 改正案は、ハイドロフルオロカーボン(HFC)の上市のための割当制度を延長・強化し、生産に関する新たな割当制度を導入し、また、より多くの種類の機器やFガスを含む製品に新たな制限を導入し、実施と罰則付きの施行に関する規定を強化する内容を含んでいる。
■ 理事会は、HFCの割当価格を3ユーロから2ユーロに引き下げることを提案。
■ 欧州委員会の提案と比較して、主にヒートポンプと高圧スイッチギアの禁止を延期することで合意。
■ 特定のスプリット式ヒートポンプの禁止を、代替品がより広く利用可能な空対水システムの早期禁止と、代替品の使用がより困難な空対空気システムの後期禁止に分けることを提案。
■ 患者の安全性を保証するため、定量吸入器(MDI)のHFC使用削減を延期し、割当数を増やすことで合意。
■ 電気配電盤に使用される非常に強力な温室効果ガスであるSF6の使用禁止を盛り込む一方、使用禁止が電力網の機能を脅かすことを避けるため、多くのセーフガードを追加。
F-gasとODS
ODS
■ オゾン層破壊物質(ODS)は、研究所や化学製品製造ではまだ使用可能であり、再生(再処理)されたODSは、航空機のような特殊な防火設備に使用することができる。
■ EUでは、ODS規則で主に規制されている。
F-gas
■ フッ素系温室効果ガス(F-gas)は、冷蔵庫、エアコン、医薬品など、日常生活で使用されるさまざまな製品に含まれており、ヒートポンプや電力系統の開閉装置にも使用されている。
■ EUでは、F-gas規則で主に規制されている。
参考
■ ODSに関する交渉規定/EU理事会
■ F-gasに関する交渉規定/EU理事会
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