米国|省エネルギープログラム関する最終規則の簡易紹介(2023年04月)

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米国|省エネルギープログラム関する最終規則の簡易紹介(2023年04月)

DOEから2023年4月中に発表された3つの最終規則の日時、対象、概要の列挙

2023年4月、エネルギー省(DOE)は「空気清浄機の省エネルギー基準」「コンピューター制御ルームエアコンのテスト手順」「シーリングファンライトキットのテスト手順」の3つを最終規則として決定しました。ここでは、最終決定されたこれら省エネ基準について、記事になっています。

省エネプログラム:空気清浄機の省エネ基準

改正されたエネルギー政策および保全法(Energy Policy and Conservation Act、EPCA)において、DOE長官には消費者製品をこの法律の対象製品として分類するかどうかを決定する権限が与えられています。家庭あたりの年間平均エネルギー使用量が、年間100キロワット時(kWh /年)を超える可能性がある製品の多くは、対象製品となり得ます。

2022年7月15日に発表された最終決定では、DOEは、空気清浄機の平均エネルギー使用量が100kWh /年を超える可能性が高く、EPCAの対象製品として分類することが省エネルギー対策にとって必要かつ適切である、と判断しました。

加えて、2022年8月23日には、空気清浄機のメーカー、エネルギー・環境擁護団体、消費者団体を代表するグループ(以下、「共同ステークホルダー」とする)から、「消費者用空気清浄機の推奨される省エネ基準および試験方法に関する共同ステークホルダー提案について共同声明」(以下、「共同提案」)も提出されていました。共同提案では、一般家庭用空気清浄機の試験方法と基準および遵守日を採用する最終規則をできるだけ早く公表することなどが提案されていました。

2023年4月11日、今回DOEは、最終的に、共同提案で推奨される基準レベルが大幅な省エネルギーにつながり、 技術的に実現可能であり、経済的に正当化されると判断しました。

そして、単位を「ワットあたりの清浄空気供給率(PM2.5 CADR/W”)」として持つ「PM2.5 に換算した統合エネルギー係数(integrated energy factor、IEF)」に基づいて製品を2段階(Tier1、Tier2)に分け、「空気清浄機の省エネ基準」を確立し、最終規則としました。この規則は、2023年7月31日までに否定的なコメントを受け取らない限り、2023年8月9日より発効されます。

省エネプログラム:コンピューター制御ルームエアコンのテスト手順

2023年4月11日、DOEのエネルギー効率および再生可能エネルギー局は、コンピューター制御ルームエアコン (computer room air conditioners、CRAC)のテスト手順を修正する最終規則を公開しました。DOEは、以下の3点を変更し更新しています。

■ 関連する業界でコンセンサスを得ているテスト規格の最新バージョンである米国国家規格協会(American National Standards Institute、ANSI)が定めたAHRI1360–2022を参照として組み込みました。

■ CRACのテスト手順において、正味で賢明な成績係数(net sensible coefficient of performance、NSenCOP)メトリックを採用しています。NSenCOPとは、米国暖房冷凍空調学会(American Society of Heating, Refrigerating and Air-Conditioning Engineers、ASHRAE)が2016年にASHRAE基準90.1-2016で発表した係数です。

DOEは、2019年にこの係数を取り入れた省エネ基準を初めて提案しています。NSenCOPは、それ以前までこのCRACのテスト手順で用いられていたSCOP(sensible coefficient of performance、賢明な成績係数)と同様に、消費電力に対する冷却能力の比率です。ただし、SCOPとNSenCOPの大きな違いは、NsenCOPが温度変化を基準としていることで、そのため測定条件や試験方法が大きく異なります。

■ 「表明」と「執行」に関する特定の規定について修正を加えています。

この最終規則は2023年5月11日より発効されます。さらに、2024年4月5日よりコンピューター制御ルームエアコンに対するこのテスト手順が義務化されます。

省エネプログラム:シーリングファンライトキットのテスト手順

2023年4月10日、エネルギー省(Department of Energy、DOE)のエネルギー効率および再生可能エネルギー局(Office of Energy Efficiency and Renewable Energy)は、シーリングファンライトキット(ceiling fan light kits、天井に設置する扇風機と電気の一体型、CFLKs)のテスト手順を修正して、業界標準の最新バージョンを参照にして更新しました。

具体的には、

「テストの施行に必要な最新の業界標準を参照に追加で組み込む。」
「ゴニオフォトメーター(配光測定装置)の使用を許可する。」
「ソリッドステート(solid-state lighting、SSL、電気フィラメント、プラズマ半導体発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED)、またはポリマー発光ダイオード(PLED)を光源として使用する照明の一種)の照明光源を備えたCFLKに関する定義を改
訂し、またそのような製品の範囲と試験方法を明確にする。」
「CFLKの廃止されたテスト方法を削除する。」

ことを行いました。

この手順は2023年5月11日より有効で、2023年10月10日よりこの手順によるテストが義務化されます。

参考:

省エネプログラム:空気清浄機の省エネ基準

省エネプログラム:コンピューター制御ルームエアコンのテスト手順

省エネプログラム:シーリングファンライトキットのテスト手順の最終決定

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