肉、鶏肉、卵製品の「米国産製品」「米国産」ラベルの基準が厳格化
2023年3月6日、米国農務省(USDA)は、肉、鶏肉、卵製品に付けられる自主的な「米国産製品」もしくは「米国産」ラベルに対する新しい規制要件を含む規則案を発表しました。ここでは、「規制案の背景」「規制案の内容」が記事になっています。
規制案の背景:
2021年7月より、米国農務省(United States Department of Agriculture、USDA)は、肉、鶏肉、卵製品について「米国産製品」「米国産」のラベルが消費者にとってどのような意味を成すかについて包括的なレビューを開始していました。請願書、利害関係者からの何千ものコメント、そして全国的な消費者調査により、現在の「米国産“Made in the USA”」「米国産製品“Product of USA”」の表示は、多くの消費者に誤解を招くものである事がわかりました。
つまり、多くの消費者がこの「米国産“Made in the USA”」「米国産製品“Product of USA”」の表示により、「肉、鶏肉、卵製品」は米国で生まれ、育ち、屠殺され、加工された動物から作られたことを意味すると考えているが明らかになりました。そのことより、USDAは、現在の「米国産」「米国産製品」のラベルを消費者の意識に近づけるためには、規則を改訂する必要があると考えています。
規則案の内容:
規則案には以下の項目が含まれています。
I. エグゼクティブサマリー
II. 背景(A. FSIS規制製品のラベル表示に関する法的および規制上の要件、B. 「米国産製品」および類似のラベル表示に関する現在のFSISポリシー、C. 規則制定の申立て、D. 消費者調査)
III. ルール案(大統領令12866および13563、A. 経済インパクト分析、B. 規制柔軟性法の評価、V. 事務処理削減法、VI. 電子政府法、大統領令12988、民事司法改革、大統領令13175号)
IX. USDA差別禁止声明
X. 環境への影響
XI. 追加の公告
XII. ルールテキスト案
具体的には、このラベルの意味を消費者の理解と一致させるため、提案された規則では、「肉、鶏肉、卵製品について、米国で生まれ、飼育され、屠殺され、加工された動物に由来する場合にのみ、製造者は「米国製品」または「米国製」ラベルを使うことができる」ことになります。
ただし、提案された規則では、「米国産製品」ラベルは引き続き任意で使用するもので、使用義務はありません。また、規制対象である肉、鶏肉、卵製品にこのラベルを使用する際、事前にUSDAの食品安全検査サービス(Food Safety and Inspection Service、FSIS)による事前承認は必要ありません。しかし、遺伝子状態を示すラベルの承認の対象ではあり続けるため、政府機関の検査担当者がそのことを確認できるようにサポート文書を提出する必要があります。
規則案ではまた、市場で販売されている肉、鶏肉、卵製品に見られる「米国原産地U.S. origin」のラベルを許可することも提案しています。ただし、このラベルにも、対象製品の製造過程のどのステップが米国で行われたのかを説明する必要があります。その他、「香辛料等は米国産でなくてもよい」「表示の文字は適切な大きさである必要がある」「これら製品に必要な文書の記載項目(日付)」など詳細な事項が規則案に記載されています。
この規則案に関するコメントは、2023年5月12日まで受け付けられています。
参考:
USDA、「Product of USA」ラベルの表示に関する新たな要件を提案
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