輸入自動車の商品検査管理業務を規範化する
2022年11月01日、中国海関総署が「輸入自動車商品検査管理弁法」改正案について、意見募集を開始しました。募集期限は同年の11月30日となっています。「中国輸出入商品検査法」を実施し、輸入自動車商品検査に対する税関の管理を強化することが意図されています。
「輸入自動車商品検査管理弁法」
背景
本弁法は「中国輸出入商品検査法」、「中国税関法」および「欠陥自動車製品回収管理条例」に基づいて制定されました。輸入自動車の商品検査管理業務を規範化し、国家および公共の安全を維持し、生態環境と人民の生命、健康、安全を守ることを目的として位置づけています。
適用範囲
第2条では、本弁法は中国国内で販売され、輸入プロセス中に検査が必要な道路で使用する自動車に適用されると規定されています。
定義
本弁法の第21条によれば、本弁法で使用される専門用語は以下のとおり説明されています。
・自動車とは、動力装置によって駆動または牽引され、4つまたは4つ以上の車輪を有し、旅客用または物品輸送用および特殊技術作業用として道路を走行する車両を指します。
・企業とは、輸入自動車の荷受人およびその代理人を指します。
「輸入自動車商品検査管理弁法」-第2条
輸入および検査における要求事項
本弁法の第8、9、10条によれ、自動車の輸入および検査における要求事項は以下のとおり明記されています。
輸入事前準備:
自動車輸入申告前に、強制的製品認証証明書の所有者またはその授権者は、証明書を発行した認証機関に、輸入予定の自動車車両識別番号と関連資料を提出し、認証機関が上記資料を海関総署に送信しなければなりません。商品検査項目:
輸入自動車の税関検査項目は、一般項目と安全性能項目に分かれています。1.一般項目:税関は輸入自動車関連検査規程に従ってサンプリングし、サンプリングした車両の外観が欠損していないかどうかを検査し、サンプリングした車両の品名、型番、車両識別番号、製品標識情報、エンジン(または電機)型番番号情報を検査し、車両環境保護情報が公開されているかどうかを確認します。
2.安全性能項目:
税関は輸入自動車関連検査規程に基づいて車両の安全性能、環境保護などの品質安全技術規範に関する検査を実施します。商品検査方式:
「輸入自動車商品検査管理弁法」-第8,9,10条
税関総署は輸入企業の信用、品質安全保証能力と輸入自動車製品の品質安全状況等に基づいて輸入自動車に対し、抜き取り検査または監督検査を採用します。
「輸入自動車商品検査管理弁法」の改正説明
改正理由
本弁法は1999年に初公示されました。しかし、20年間「商品検査法」とその実施条例は何度も改正されたことに伴い、輸出入商品検査の業務内容も重大な変更があり、1999年版の弁法には改善するべき規定があると判断されました。
速やかに品質検査、輸入前検査、検査実施等の規程を法に基づいて改正する必要があると判断し、「輸入自動車商品検査管理弁法」の一部が改正されることとなりました。
改正内容
本弁法の七つの主な改正内容は以下のとおりです。
1. 輸入自動車用品の検査における税関の役割と範囲を明確化する。
2. リスク監視とリスク評価に基づいて、モデル検査を改善し、対外貿易を強化する。
3. 輸入自動車商品の検査作業を明確にする。
4. 輸入自動車の検査方式を最適化する
5. 品質安全リスク警報および迅速反応管理要求を輸入自動車検査監督管理の中心理念とする。
6. 企業の責任と義務を明確にする。
7. 輸入自動車商品の検査業務の発展を促進する。
参考
1.「輸入自動車商品検査管理弁法」の改正についての意見募集/中国海関総署
2. 「輸入自動車商品検査管理弁法」
3. 「輸入自動車商品検査管理弁法」の改正
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