2024.08.28
EU|欧州委員会、汎用人工知能(GPAI)の実務規範の作成に関する協議開始を発表
汎用人工知能(GPAI)の実務規範について
2024年07月30日、欧州委員会は汎用人工知能(GPAI)の実務規範作成に関する各関係者との協議の開始を発表しました。欧州委員会は2025年04月までに実務規範を完成させることを目指しています。
背景
■ 欧州委員会はEU内で事業を展開するGPAIプロバイダー、企業、市民社会の代表者、権利者、学識経験者に対して、汎用人工知能(GPAI)モデルに関する意見や調査結果を提出するよう求めています。協議結果は欧州委員会が今後作成する汎用人工知能(GPAI)モデルに関する実務規範の草案に反映される予定とされています。
■ 2024年08月01日に施行された人工知能法(AI法)は、EUにおける責任あるAIの開発と普及を促進することを目的としたものです。汎用人工知能(GPAI)に関する規定は人工知能法(AI法)の発効から12ヵ月後に適用されるため、欧州委員会は2025年04月までに実務規範を最終決定する予定とされています。
概要
■ 人工知能法(AI法)の制定によって形成される実務規範は透明性、著作権関連規則、リスクの特定と評価、リスク軽減、内部リスク管理などの分野を対象とするとされています。協議のフィードバックは、汎用人工知能(GPAI)に関する人工知能法(AI法)を監督するAI事務局の業務にも反映されます。
■ AI事務局は汎用人工知能(GPAI)を構築するために使用されるトレーニングデータを集計するためのテンプレートとガイドラインを作成中であり、対象となる汎用AIモデルプロバイダー、ダウンストリームプロバイダー、業界団体、市民団体、権利者団体などステークホルダー団体、学界やその他の独立した専門家に対し、実務規範の作成に参加する意向を表明するよう求めています。
■ 同規範はAI法の施行(2024年08月01日)から9ヶ月後の2025年04月まで、繰り返し草案を作成します。実務規範は、汎用AIモデルに対するAI法の規則の適切な適用を促進することを目的としています。
■ このテンプレートとガイドラインは欧州委員会によって採用され、実務規範に関する今後の議論に資する予定です。
■ また、汎用人工知能(GPAI)モデルのプロバイダーを対象とした規則に関しても明記するとされています。これらのルールはAI法の発効から12ヵ月後に適用され、プロバイダーはコンプライアンスを証明するために依拠できるようになると考えられています。
■ AI事務局は実践規範がAI法のルールに効果的に対応できるようにするため、システミック・リスク分類法、リスク評価、緩和策だけでなく、すべての汎用AIモデルに関する透明性と著作権に関する文言についても起草を行う予定です。
■ 関心のある適格な汎用人工知能(GPAI)モデル・プロバイダーと利害関係者は、実務規範本会議に参加できます。
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