2024.10.13
EU|欧州委員会、AI法で規定された汎用人工知能(GPAI)に関する実務規範に関する約430件の意見受領を公表
汎用人工知能(GPAI)の実務規範に関する意見受付について
2024年09月24日、欧州委員会は、AI法で規定されている汎用人工知能(GPAI)の実務規範に関する約430件の意見提出を受けつけたことを公表しました。寄せられた意見はAI事務局の業務指針となる予定です。
背景
■ 欧州委員会は、AI法で規定されている汎用人工知能(GPAI)の実務規範に関するマルチステークホルダー協議を実施しています。本協議は、人工知能の責任ある開発を促進するための欧州委員会の広範な取り組みの一環として行われています。
■ AI法で規定された汎用人工知能(GPAI)に関する実務規範に関する意見募集は、本協議第1回「汎用人工知能(GPAI)のための実施規範」の作成に参加する意思表明の募集と合わせて行われました。初回の全体会議は09月30日にオンラインで開催されています。
概要
■ 汎用人工知能(GPAI)実施規範に関して、合計約430件の意見提出を受けつけました。意見の提出対象者は、主に汎用人工知能(GPAI)、ダウンストリームプロバイダー、業界団体、学界、市民社会、権利者、その他の関連団体を含む多様な利害関係者です。その結果、EU域内において信頼と責任を伴うAI利用を実現する方法について、さまざまな観点に基づく意見が提出されました。
■ 規範の重点分野として、透明性、著作権関連規則、リスク評価と軽減、内部ガバナンスが挙げられています。また、寄せられた意見は汎用人工知能(GPAI)に関するAI法の実施と執行を監督するAI事務局の業務指針となる予定です。あわせて、汎用人工知能(GPAI)モデルで使用されるトレーニングデータを要約するためのテンプレートとガイドラインを作成するためにも使用されます。
■ 寄せられた意見は、2025年04月までに実務規範を最終決定するための欧州委員会の作業に反映される予定です。
■ なお、AI法における汎用人工知能(GPAI)に関する規定は、同法が2025年08月01日に施行されてから12ヵ月後に適用されます。
関係法令概要:AI法 規則(EU)2024/1689
■ AI法は、AIに関する初の法的枠組みであり、AIのリスクに対処し、欧州が世界的に主導的な役割を果たすためのものです。
■ AIの開発者および導入者を対象として、AIの特定の用途に関する明確な要件と義務を定めており、併せて企業、特に中小企業の行政的・財政的負担を軽減することを目指しています。
■ AI法は信頼性の高いAIの開発を支援するための、より広範な政策パッケージの一部を構成しており、AIに関して人々と企業の安全と基本的権利の保証、EU全域におけるAIの導入、投資、技術革新の強化も目的としています。
■ 既存の法律においても、一定程度のAIからの保護はおこなわれていますが、特定の課題に対処するには不十分であると判断されたため、
- AIの応用によって特に生じるリスクに対処
- 許容できないリスクをもたらすAIの使用禁止
- リスクの高いアプリケーションのリスト制定
などについて、新たに規則を定めています。
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