EU|欧州委員会、有機ワインの生産において脱アルコール化技術の導入を一定の条件下で認可する規則を公布

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EU|欧州委員会、有機ワインの生産において脱アルコール化技術の導入を一定の条件下で認可する規則を公布

有機ワインの脱アルコール化技術について

2025年02月26日、欧州委員会は有機ワインの生産において特定の脱アルコール化技術の導入を認可するために有機製品規則(EU)2018/848を改正する委任規則(EU)2025/405をEU官報にて公布しました。本規則はすべての加盟国に直接適用されます。

背景

■ 2021年、市場介入手段および例外的措置を通じた農産物市場安定性向上、並びにワイン等特定分野への援助による生産性と品質を向上を通したEU農業の競争力向上支援を目的とする規則(EU)1308/2013の改正により、EUはワインの生産基準を改定しています。これにより、脱アルコールワインが正式にワインセクターとして承認されました。

■ しかし、有機ワインの製造に関しては既存の規則で認められていません。

■ そのため、有機脱アルコールワインの生産に関する提案がEU加盟国から提出されました。

■ 有機生産に関する技術的助言のための専門家グループ(EGTOP)によって技術的な適用可能性について評価が行われ、真空蒸発技術および蒸留技術の適用について、一定の条件の下で認めるべきとの勧告が出されました。

概要

■ 本規則は有機製品規則(EU)2018/848を改正し、有機ワインの生産において特定の脱アルコール化技術の導入を一定の条件の下で認可するものです。

■ 具体的な内容は下記の通りです。

 - 真空蒸発技術および蒸留技術が認可

  ● これらの技術を使用して製造されたワインは、アルコール度数0.5%以下である必要がある

  ● 製造時の温度は75°C以下に制限される

  ● フィルターの孔サイズは0.2マイクロメートル以上でなければならない

  ● 蒸留技術は真空下で使用される必要がある

 - 関連するEU規則との整合性の確保

  ● 規則(EU)1308/2013の最新改正と整合性を持たせるため、委任規則(EU)2019/934および委任規則(EU)2019/33の規定を参照する形で改正

  ● 有機ワインの製造において、許可される醸造技術や制限が明確化

関係法令概要:規則(EU)1308/2013

■ 本規則は

- 市場介入手段および例外的措置の利用を通じて農産物市場にセーフティネットを提供することにより、市場を安定させ、市場危機の拡大を防止

- 農業生産者が市場の動向を踏まえて生産と投資の意思決定をより適切に行うために必要な市場の透明化措置を提供

- 特定の分野(特に青果物とワイン)への援助を通じて、EUの農業部門の競争力向上支援

- フードサプライチェーン内の協力を促進

等を主な目的としています。

関係法令概要:有機製品規則(EU)2018/848

■ 本規則は有機生産と有機製品の表示に関するEUの規則を改正し、

 - 管理システム

 - 貿易体制

 - 生産規則

を強化することを目的としたものです。

■ 事業者間の公平な競争条件の設定、各規則の整合性、オーガニック製品とEUのオーガニック・ロゴに対する消費者の信頼性向上も目的に含まれています。

■ 本規則によりコルク、塩、エッセンシャルオイル、綿花、羊毛などにも適用範囲が拡大されています。

参考情報

委任規則(EU)2025/405

規則(EU)1308/2013

有機製品規則(EU)2018/848

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