中国|1,1-ジクロロ-1-フルオロエタン(HCFC-141b)を発泡剤とするポリウレタン製品の製造禁止に関する公告(意見募集稿)
1,1-ジクロロ-1-フルオロエタン(HCFC-141b)を発泡剤とするポリウレタン製品の製造禁止に関する公告(意見募集稿)
2025年07月02日、中国生態環境部は「オゾン層破壊物質に関するモントリオール議定書」を確実に履行するため、「オゾン層破壊物質管理条例」の関連規定及び中国ポリウレタンフォーム業界の淘汰管理計画に基づき、「1,1 – ジクロロ – 1 – フルオロエタン(HCFC-141b)を発泡剤とするポリウレタン製品の生産禁止に関する公告(意見募集稿)」を公表し、意見募集を開始しました。募集期限は2025年07月18日になっています。
背景
中国で、ポリウレタンフォーム業界は、オゾン層破壊物質である水素含有クロロフルオロカーボン(HCFCs)の主な消費分野の一つで、1,1 – ジクロロ – 1 – フルオロエタン(HCFC-141b)を発泡剤として使用し、断熱フォームボードなどのポリウレタン製品を生産しています。同業界には、冷蔵コンテナ、冷蔵庫・冷凍庫、電気温水器、断熱パイプ、太陽熱温水器、板材、スプレー、自己スキン、靴底及びヒートポンプ温水器などのサブ業界が含まれます。
「オゾン層保護ウィーン条約」及び「オゾン層破壊物質に関するモントリオール議定書」(以下「議定書」という)を履行し、議定書で規定された中国の淘汰目標を達成するため、一般的には、オゾン層破壊係数(ODP)の高い HCFCsから先に淘汰することになります。使用中のHCFCsの中で、HCFC-141bのODPは最も高く0.11であり、オゾン層を破壊する能力が強いです。
中国で現在もHCFC-141bを発泡剤として使用しているサブ業界には、板材、スプレー、自己スキン、靴底などの4つのサブ業界及び一部のニッチ分野が含まれます。また、一部のコンボポリエーテル企業は、上記サブ業界の企業のニーズに応じて、HCFC-141bを発泡剤として含有するコンボポリエーテルを提供しています。業界淘汰計画の要求により、ポリウレタンフォーム業界は2026年までに全業界でHCFC-141bを発泡剤として使用することを禁止する必要があります。
この公告は、それぞれHCFC-141bを発泡剤とするスプレーポリウレタンフォーム製品、コンボポリエーテル及びその他のポリウレタン製品の生産を禁止する時間を規定し、製品標準リストの形で禁令の適用範囲に入るスプレーポリウレタンフォーム製品を列挙しております。
公告内容
一、2026年01月01日より、HCFC-141bを発泡剤とするコンボポリエーテル及びポリウレタン製品(スプレーポリウレタンフォーム製品を除く)の生産を禁止します。冷蔵庫・冷凍庫製品、冷蔵コンテナ製品、電気温水器製品の生産については、「モノフルオロジクロロエタン(HCFC-141b)を発泡剤とする冷蔵庫・冷凍庫製品、冷蔵コンテナ製品、電気温水器製品の生産を禁止する公告」(生態環境部公告2018年第49号)の規定に従い実施します。断熱管製品、太陽熱温水器製品の生産については、「1,1 – ジクロロ – 1 – フルオロエタン(HCFC-141b)を発泡剤とする断熱管製品、太陽熱温水器製品の生産を禁止する公告」(生態環境部公告2023年第28号)の規定に従い実施します。
二、2026年07月01日より、HCFC-141bを発泡剤とするスプレーポリウレタンフォーム製品の生産を禁止します。
三、本公告の適用対象となるスプレーポリウレタンフォーム製品とは、現場でスプレー施工される断熱及び防水機能を有するポリウレタンフォーム材料を指し、添付資料の標準で規定されたスプレーポリウレタンフォーム製品を含みます。
添付:スプレーポリウレタンフォーム製品範囲適用標準リスト
参考
中国生態環境部、「1,1 – ジクロロ – 1 – フルオロエタン(HCFC-141b)を発泡剤とするポリウレタン製品の生産禁止に関する公告(意見募集稿)」を公表
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