より分別しやすくし、品質の良いリサイクル素材の収集、十分な量の確保に役立てるため
公害管理局は「公害管理局告示 リサイクルに適した廃プラスチック 仏暦2565年」を発出、2022年11月22日に官報に掲載されました。
この告示の目的
この告示はタイ政府が推し進める【BCG経済モデル(Bio-Circular-Green、バイオ循環型グリーン経済)】への取り組みのひとつと言えるでしょう。
【BCG経済モデル】とは、「バイオ経済(Bio Economy)」「循環経済(Circular Economy)」「グリーン経済(Green Economy)」を統合した形の経済モデルを差すもので、各分野におけるタイの強みを生かしながら、産業発展と環境対策実現を目指す国家戦略モデルとしてタイ政府が推し進めているものです。
今回は上記【BCG経済モデル】のひとつ、「循環経済(Circular Economy)」における廃プラスチックのリサイクルに焦点を当てており、国内の廃プラスチックをリサイクル素材として使用できる品質にすること、十分な数量の確保、そして市民・各世帯・廃プラスチック回収業者・買取業者・地方自治体・官民の関係事業者がその収集と分別に役立てることを目的とし、リサイクルに適した廃プラスチックの特徴について公表したものです。
詳細は添付の補足資料に記載されています。
また、同時にその内容は公害管理局の権限と役割(※)を規定した「仏暦2565年(西暦2022年)天然資源環境省省令 公害管理局の分轄」(2022年7月6日発出、同年7月20日に官報に掲載)と適合するものとなっています。
※省令で規定されている公害管理局の権限と役割
1)廃棄物処理に応用できる知識、技術、法律面の発展
2)公害対策に関する支援やアドバイス、その知識を伝えていくこと
補足資料の内容について
添付されている補足資料「リサイクルに適した廃プラスチック」の内容は以下の通りです。
1)言葉の定義
2)プラスチックの種類
・ポリエチレンテレフタレート(Polyethylene Terephthalate : PETE/PET)
・高密度ポリエチレン (High-density Polyethylene : HDPE)
・ポリ塩化ビニル (Polyvinyl Chloride : PVC)
・低密度ポリエチレン (Low-density Polyethylene : LDPE)
・ポリプロピレン (Polypropylene : PP)
・ポリスチレン (Polystyrene : PS)
・その他プラスチック3)各プラスチックの性質(各種類ごとに詳細な説明)
4)リサイクルに適した廃プラスチックの特徴4)-1 基本的な特徴
・清潔であること。食べ残し、化学物質、危険物質などが付着し汚れていないこと。
・長時間日光に晒されたものでないこと。もしくは、長期間放置されたものでないこと。(劣化し、加工しずらくなるなるため)4)-2 各プラスチックの特徴(識別表示マーク、プラスチックの種類、製品の例を表にしたもの)
5)リサイクルのための廃プラスチック分別方法
5)-1 各市民、家庭
・種類ごとに分別すること。汚れないよう、残飯、危険ごみと一緒に捨てないこと。
・汚れた場合は、きれいに洗うこと。ガムテープ、紙、シールは剥がしておくこと。
・廃プラスチックは選別し、集めてから廃品買取業者に販売する、もしくは回収拠点(Drop Point) に出すか、地方自治体のごみ回収車で回収してもらうこと。5)-2 回収業者(三輪車と記載)
・各廃プラスチックが混ざらないよう、識別表示マークに注意すること。
・各廃プラスチックを色ごとに分別するため、廃プラスチックの色に注意すること。
・廃プラスチックは選別し、集めてから廃品買取業者に販売すること。5)-3 廃品買取業者
「公害管理局告示 リサイクルに適した廃プラスチック 仏暦2565年」添付の補足資料より引用、仮訳
・各廃プラスチックが混ざらないよう、識別表示マークに注意すること。
・各廃プラスチックを色ごとに分別するため、廃プラスチックの色に注意すること。
・劣化しないよう、リサイクル工場が取り決めた基準を逸脱しないよう、雨風、日光に晒されない場所で種類別に集めて保管しておくこと。
・圧縮したり砕いたりする作業は土の上では行わないこと。圧縮装置は清潔なものであること。
この告示の根拠
この告示は「仏暦2534年(西暦1991年)国家行政法(改訂増補済)」第32条に基づき公害管理局局長より発出されたものです。
参考
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