タイ|国家規格評議会(NSC)、プラスチックリサイクルのトレーサビリティに関する国家規格を発表

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タイ|国家規格評議会(NSC)、プラスチックリサイクルのトレーサビリティに関する国家規格を発表

循環プラスチック経済を目指す中、その仕組みづくりの一環として

国家規格評議会(NSC)は「国家規格評議会告示 仏暦2565年第 16 号、仏暦2511年(西暦2008年)国家標準化法に則り、国家規格を規定するもの:プラスチックリサイクルのトレーサビリティ、適合性評価とリサイクル素材‐その規則」と題し、プラスチックの再利用とそのトレーサビリティに関する国家規格を発表しました。この告示は2022年9月29日付で官報公布され、公布日より効力を持つものとなっています。

国家規格とは

国家規格とは、テスト(test)、認証(certification)、検査(inspection)を通じて製品、サービスまたはシステムが特定の基準を満たしているか表すためのもので、国家規格評議会(NSC, National Standards Council)が仏暦2511年(西暦2008年)国家標準化法に則り、全ての国家規格を審議、承認しています。また、この評議会は関連省庁などの代表者から構成されています。

規格発表とその背景

タイが強く推し進めるBCG経済モデルとは、バイオ経済(Bioeconomy)、循環経済 (Circular economy)、グリーン経済(Green economy)の3つの考えを統合したもので、バイオ経済とは、再生可能な生物資源を活用し付加価値のある製品に変換すること、循環型経済とは資源の再利用とリサイクルを通じた経済活動、グリーン経済は経済、社会、環境のバランスを保ち、持続可能な発展(SDGs)につながる経済活動を意味しています。

現在、タイ政府はこれに則る形で循環プラスチック経済の確立を目指し、プラスチックの廃棄物管理に関し2018年-2030年にかけてロードマップを作成、その中で2027年までに少なくともタイの海洋プラスチックゴミの50%を削減する目標を掲げています。また、2020年にはフランスの環境事業大手スエズがサムットプラカーン県に同社ではアジア初となるプラスチックのリサイクル工場を開設する等の動きも見られています。そのような循環プラスチック経済の確立のための急速な仕組みづくりが進められる中、今回の規格が発表されました。

規格番号とその適用範囲

規格内容は以下の通りです。

■ 規格名:「プラスチックリサイクルのトレーサビリティ、適合性評価、リサイクル素材‐その規則」

■ 規格番号:มตช.9-2565

■ 作成者:工業製品規格局(TISI)

■ 適用範囲

・再生プラスチック樹脂生産の機械加工プロセス、リサイクルプラスチック製品の製造(原料の受け入れから製品になるまで)におけるプラスチックリサイクルのトレーサビリティを可能にするために必要な手順とデータに関する規則。リサイクルプラスチック素材の見積りデータを含め再生プラスチック素材の出所までトレースバックが可能となることを目指すもの。

・規制、認証機関及びその他の公的機関が検査認証のために使用する基準とすることも含め、プラスチックをリサイクルする過程の確認ができる手順とデータを必要としている組織が使用することを目的とする。

・化学的プロセスを踏む再生プラスチック樹脂生産の場合、その過程を物理的に遡って確認することが不可能であるため、そのトレースバックに関してはカバーしない。リサイクル素材の見積はこの規格とはまた別の方法を採るものとする。(Rolling Average Percentage、 もしくは Credit Method)

■この規格の構成

・はじめに
・適用範囲
・参考規格
・用語とその定義
・マネージメント
・リサイクルプラスチック原料の受入管理
・リサイクルプラスチック製品とその生産における品質検査
・製品の保管管理
・リサイクルプラスチック製品の梱包と運送
・規格外となったものの処理
・販売
・関係する法律と規定
・環境
・追記

「国家規格評議会告示 仏暦2565年第 16 号 プラスチックリサイクルのトレーサビリティ、適合性評価、リサイクル素材 ‐ その規則」より抜粋、仮訳

参考

「国家規格評議会告示 仏暦2565年第 16 号 プラスチックリサイクルのトレーサビリティ、適合性評価、リサイクル素材‐その規則」 2022年7月4日発出、9月29日官報公布

仏暦2511年(西暦2008年)国家標準化法

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