5年毎に更新される飲料水にリスクをもたらす可能性のある未規制汚染物質のリスト
2022年11月14日、米国環境保護庁(EPA)は、飲料水安全法(SDWA)に基づいて、5年毎に更新されている「飲料水にリスクをもたらす可能性のある未規制汚染物質のリスト」、通称「汚染物質候補リスト(CCL)」を連邦官報にて公表しました。
1996年のSDWA改正以降で5番目のリストになるため、CCL 5とされています。CCL 5には、66の化学物質、3つの化学物質群(シアノトキシン、消毒副生成物(DBPs)、ペル/ポリフルオロアルキル物質(PFAS))、12の微生物汚染物質が含まれています。
概要
1996年に改正された飲料水安全法(SDWA)は、EPAに対し、飲料水にリスクをもたらす可能性のある未規制汚染物質リスト(汚染物質候補リスト、CCL)を5年ごとに公表することを義務付けています。
このリストは、その後、CCLから少なくとも5つの汚染物質を国家一次飲料水規則(NPDWR)で規制するか否かを決定するために用いられるものです。
国家一次飲料水規則(NPDWR)は、公共水道に適用される法的強制力のある一次基準および処理技術です。一次基準と処理技術は、飲料水中の汚染物質のレベルを制限することによって、公衆衛生を保護するものとして位置づけられています。
未規制汚染物質モニタリング規則
SDWA§1445条(a)(2)は、1999年から5年ごとに、PWSが飲料水中で監視すべき未規制汚染物質30項目以下の新たなリストをEPAが発行することを義務付けています。これは、未規制汚染物質モニタリング規則(UCMR)として知られており、1万人以上にサービスを提供するすべてのPWS(公共水システム)にモニタリングを義務付けています。
SDWAは、EPAに対して、モニタリングデータを一般に公開されている国家汚染物質発生データベース(NCOD)に登録することを求めており、データは、飲料水中の新興汚染物質に関する規制の決定や規制以外の公衆衛生保護措置に活用されています。2021年12月に公表されたUCMR 5では、30種類の化学汚染物質のモニタリングが義務付けられています。
2023年から 2025年の間に、EPA またはコンセンサス機関によって開発された分析方法を用いて、30 種類の化学汚染物質のモニタリングを行うことを要求するもので、EPAのPFAS戦略ロードマップに従い、UCMR5は、29種類のペルフルオロアルキル物質(PFAS)およびリチウムが全米のPWSで発生する濃度および頻度に対するEPAの理解を深めるための新しいデータを提供する予定とされています。
なお、PFAS(グループ)およびリチウムはCCL 5に含まれています。
CCL 5




参考
■ CCL 5/連邦官報
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