グリーン製造とサービスシステムの構築を迅速化
2024年01月30日、中国工業報化部は、「グリーン工場の段階的育成及び管理暫定弁法」の公布について公示しました。グリーン製造とサービスシステムの構築を迅速化することが意図されています。背景には、「中国国民経済と社会発展『第14次5カ年計画』と2035年ビジョン要綱」、「『十四五』工業グリーン発展計画」、「工業分野カーボンピーク実施案」が位置付けられています。本弁法は、公示された日から施行されます。
「グリーン工場の段階的育成及び管理暫定弁法」の具体的な内容及び要点
定義
第二条では、本弁法で使用される専門用語については以下の通り明記されています。
■ 「グリーン工場」とは、用地集約化、原料無害化、生産浄化、廃棄物資源化、エネルギー低炭素化を実現する企業を指します。
■ 「グリーン・サプライチェーン管理企業」とは、企業の製品設計、原材料調達、生産、輸送、保管、販売、使用、使用済み処理などのプロセスでグリーン・低炭素発展の理念を実現しようとし、サプライチェーン全体のグリーン化レベルの向上を実現するリーディングカンパニを指します。
育成における要求事項
第二章では、育成における要求事項については以下の通り明記されています。
■ 工業情報化主管部門は、当該地域に育成条件が備わっており、向上の潜在力がある企業、工業園区を育成対象とします。
■ 育成対象とされたグリーン工場は、以下の条件を満たさなければなりません:
(一)法に基づいて設立され、独立行政法人と見なされる独立採算単位を有し、かつ生産に従事する製造型企業であること
(二)本弁法の関連条件を満たしていること
■ 育成対象とされたグリーン工業園区は、以下の条件を満たさなければなりません:
(一)法的境界線と法的範囲を持ち、統一的な管理機構を持ち、製品製造とエネルギー供給を主な機能とし、工業付加価値が50%以上を占める工業園区であること
(二)園区のグリーン工場育成計画を発表し、園区内の企業を組織してグリーン工場の設立を展開すること
(三)本弁法の関連条件を満たしていること
■ 育成対象とされたグリーンサプライチェーン管理企業は、以下の条件を満たさなければなりません:
(一)法に基づいて設立され、独立行政法人と見なされる独立採算単位を有し、業界への影響力と経営実力が強く、産業チェーンが完備し、グリーン工場を積極的に創建すること
(二)サプライヤーのグリーン工場育成計画を制定し、サプライヤーのグリーン工場の設立を推進すること
(三)本弁法の関連条件を満たしていること
構築プロセス
第三章では、構築プロセスについて記載されています。事業者に関する事項は以下の通りです。
■ 企業、園区は、評価能力を備えた第三者機関に評価業務を委託し、評価報告書を作成し、管理プラットフォームを通じて提出することができます。しかし、第三者評価方式を行う場合、第三者機関は「グリーン製造第三者評価業務要求」に従って業務を展開し、発行された評価報告書の真実性と正確性に責任を負うものとします。自己評価方式を採用する場合、「グリーン製造第三者評価業務要項」を参照し、報告書を作成することができます。
目次
第一章 総則
第二章 育成における要求事項
第三章 構築プロセス
第四章 動態管理
第五章 一体化システム
第六章 附則
「『十四五』工業グリーン発展計画」の具体的な内容及び要点
主要目標
第三章第二項では、本計画の主要目標については以下の通り明記されています。
■ 2025年までに、グリーン・低炭素技術と設備を広く普及させ、エネルギーと資源の利用効率は大幅に改善するとともに、グリーン製造業のレベルは全面的に向上させることを目標としています。
■ 炭素排出強度を継続的に低下させる:鉄鋼、非鉄金属、建材などの主要産業はの炭素排出総量を抑制することが意図されています。
■ 汚染物質の排出強度を大幅に低下させる:有害物質源の管理・制御能力を持続的に強化し、クリーン生産レベルを大幅に向上させ、重点業界の主要汚染物質排出強度を10%位低下させることが意図されています。
■ エネルギー効率を着実に向上させる:粗鋼、セメント、エチレンなどの重点工業製品の単位消費量を世界先進レベルに達することが意図されています。
■ 資源利用レベルを大幅に向上させる:主要産業の資源生産率を継続的に向上させ、産業固形廃棄物の総合利用率は57%に達し、主要再生可能資源のリサイクル量は4億8000万トンに達することが意図されています。
■ グリーン製造システムを完備させる:重点業界と重点地域のグリーン製造システムを基本的に完成させ、工業グリーン低炭素基準システムを整備し、万種類のグリーン製品を普及させるとともに、一連の基準、技術公共サービスプラットフォームを建設することが意図されています。
参考
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