2022.01.13
EU|デュアルユースアイテムのリストに関する改正規則を公布
規制対象のデュアルユース・アイテムのリスト改正
2022年01月06日、欧州連合官報より「デュアルユース・アイテムのリストに関する欧州議会および理事会規則(EU)2021/821を改正する2021年10月20日付欧州委員会委任規則(EU)2022/1」が公布されました。
改正対象の規則 (EU)2021/821「デュアルユース規則」 とは?
規則(EU)2021/821(通称「デュアルユース規則」)は、「デュアルユース・アイテム」が、EUから輸出されるか、EUを経由して輸送される場合、または、EUに居住または設立されたブローカーが提供する仲介サービスの結果として第三国に引き渡される場合、それらが実効的な管理の対象となることを要求しています。
同規則の附属書Iでは、EUで規制の対象となるデュアルユース・アイテムの共通リストを定めています。
規制対象品目の決定は、オーストラリア・グループ、ミサイル技術管理レジーム、原子力供給国グループ、ワッセナー合意、化学兵器条約を含む、国際的に合意されたデュアルユース規制の枠組みの中で行われます。
この附属書Iに規定された デュアルユース・アイテムのリストは、 国際安全保障上の義務の完全な遵守、透明性の保証、経済事業者の競争力の維持のために、定期的に更新される必要があるとされ、国際的な核不拡散体制や輸出管理の取り決めで採用されている管理リストが2020年に変更されたため、今回、EU規則の附属書Iもそれに合わせて修正する必要が生じました。参照を容易にするために、という理由から部分改正ではなく、差し替えという形が取られています。
また、規則の附属では、特定のEU域内移転のための認可要件を定めており、附属書Iに記載されたデュアルユースアイテムのリストの修正は、附属書IVにも記載されているデュアルユース・アイテムについて、附属書IVの結果的な修正を必要とするため、こちらも修正・差し替えがなされています。
「デュアルユース・アイテム」とは?
焦点となる「デュアルユース・アイテム」とは何かについては、「デュアルユース規則」の第2条で定義が設けられています。一言でいうと、民生目的と軍事目的の両方に使用可能な物品、を意味します。その規制対象がリストになって管理・規制されている、ということになります。
‘dual-use items’ means items, including software and technology, which can be used for both civil and military purposes, and includes items which can be used for the design, development, production or use of nuclear, chemical or biological weapons or their means of delivery, including all items which can be used for both non-explosive uses and assisting in any way in the manufacture of nuclear weapons or other nuclear explosive devices;
(仮訳)
「デュアルユース・アイテム」とは、ソフトウェアや技術を含む、民生目的および軍事目的の両方に使用可能な物品を意味し、核兵器、化学兵器、生物兵器またはそれらの運搬手段の設計、開発、製造、使用に使用可能な物品を含み、非爆発性の用途と核兵器またはその他の核爆発装置の製造を何らかの形で支援する用途の両方に使用可能なすべての物品を含む。Article 2
自社製品がリスト内の内容に含まれるのかどうか、取引先の製品はどうかなど、ご関心がある場合は、調査可能ですのでお気軽にご相談ください。
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