EU|国際海洋ガバナンスのアジェンダに関する共同通達

コミットメントと優先アクション

2022年06月24日、欧州委員会は「持続可能な青い惑星への道筋をつける – EUの国際海洋ガバナンスのアジェンダに関する共同通達」を公表しました。

これは、欧州委員会と欧州連合(EU)の外交・安全保障政策上級代表は、国際海洋ガバナンス(IOG)に関する新たなEUアジェンダという位置づけで、安全で清潔かつ持続的に管理される海洋のための行動が提案されています。

この政策により、EUは国際海洋ガバナンスにおける積極的な役割と、国連2030アジェンダおよびその持続可能な開発目標14「水面下の生命」の実施を強化することへのコミットメントが確認されています。

コミットメント

■ 世界、地域、二国間レベルで国際的な海洋ガバナンスの枠組みを強化する

■ 共通の課題と累積的影響に対して協調的かつ補完的なアプローチをとることにより、2030年までに海洋の持続可能性を現実のものとする

■ 国際水域での競争と多国間協力への挑戦が激化する中、海洋を安全で安心できる空間とすることを継続する

■ 海洋の保護と持続可能な管理のための行動をもたらす、根拠に基づく意思決定のための国際的な海洋知識の構築

■ 安全、安心、清潔、健全かつ持続的に管理された海洋のための主要な行動

優先アクション

■ 野心的な国連公海協定(UN High Seas Treaty)「Biodiversity Beyond National Jurisdiction」をできるだけ早く締結し、2030年までに海洋保護区の割合を30%にするという目標を達成することにより、海洋生物多様性の損失を食い止め、回復させる。

■ 海底を破壊する深海採掘を禁止し、生物多様性に最も有害な漁具の使用を必要に応じて規制することにより、海底を保護する。

■ 違法、無報告、無規制の漁業に対するゼロ・トレランス・アプローチと、国際的な規則と基準の遵守により、持続可能な漁業を確保する。EUは、まだ合意されていない要素を含む協定をできるだけ早く完成させることに全面的にコミットしている。

■ 健全な海洋のために、EUおよび世界レベルでの海上輸送対策や、化石燃料への依存を減らすための漁業部門の脱炭素化などを通じて、気候変動と闘う。

■ 特に2024年までに野心的な法的拘束力のあるグローバル・プラスチック協定を締結することにより、海洋汚染と闘うこと。

■ 特に、EUの「ブルーインベストメント」投資プラットフォームを通じて、海洋の健全性と持続可能なブルーエコノミーへの転換に向けた投資を拡大し、統合海上計画を向上させる。

■ 海洋安全保障上の脅威を注意深く監視し、迅速に対応し、NATO等のパートナーと協力し、また国際労働機関の規則に従って強制労働に対処することにより、海上における安全とセキュリティを確保する。

■ 「海洋持続性のための政府間パネル(IPOS)」の設立を目指し、海洋持続性のための政府間科学・政策インターフェースを構築し、海洋外交とリテラシーを促進することにより、海洋の知識を蓄積する。

■ 海洋への投資 – 公海を含む海洋および沿岸の生物多様性と気候のために、2021年から2027年にかけて最大10億ユーロ、ホライゾンヨーロッパ2021-2027プログラムを通じて海洋研究に年間3億5千万ユーロを投資する

共同通達は、第2回国連海洋会議(2nd UN Ocean Conference)で発表される予定とされています。また、欧州議会および欧州理事会でも議論される予定となっています。

参考

■ 持続可能な青い惑星への道筋をつける – EUの国際海洋ガバナンスのアジェンダに関する共同通達/欧州委員会

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